駅周囲の区画整理事業がひと段落して、住み心地がよくなりました
慈眼寺駅が発足したのは、時代が昭和から平成に移り変わる直前のことでした。駅の建設工事が進められていたころは、駅の周囲は稲作地帯がまだたくさん残っており、のどかな雰囲気が強かったものでした。しかし約30年が過ぎた昨今は、大幅に人口が増えておりかつての新興住宅地のイメージは一新されています。駅の西側はまだ山林地帯に近いため昔とあまり変わっていません(緑を活かした「慈眼寺公園」は駅の近所にあります)が、駅の東側は住宅街としておおいに成熟しています。郊外型の商業施設も増えており、買い物などはとても快適にお楽しみいただけます。2010年代に入ってから高架化工事が数年がかりで進められていましたが、2016年の春に無事に完了して新たな駅舎の下で営業が開始されました。慈眼寺駅は、国道219号線や29号線に近い駅です。前者をお使いになると、指宿有料道路に楽々とお乗り入れいただけます。慈眼寺駅は、JRの指宿枕崎線に所属する駅です。現在は、快速列車が停車する区間に含まれています。2~3区間先に、鹿児島市電の谷山線と接続している駅(宇宿駅・南鹿児島駅)が並んでいます。南鹿児島駅から2区間お進みになると、発着駅である鹿児島中央駅に到着します。鹿児島中央駅では日豊本線および鹿児島本線に、そして九州新幹線にお乗り換えできます。それから鹿児島市電の第二期線および唐湊線のご利用も可能です。反対方向にお乗り換えができる駅はありませんが、指宿市・南九州市・枕崎市にご用件ができたときは重宝するでしょう。慈眼寺駅は、成長著しい住宅街につくられた駅です。このため駅の利用率は少しずつ上昇しているところです。2010年代に入るとその勢いは徐々に増しています。1日平均の乗降客数を計算しますと、2012年に2500人を超えたことがわかります。その3年後に2800人を突破しました。慈眼寺駅の近辺に建てられてきた介護施設にご興味をお持ちの場合は、駅からまずは5キロくらいの範囲を目安にしてはいかがでしょうか。駅から徒歩10~20分くらいの近場にある施設は、若干数なら短時間で発見可能でしょう。しかし施設を見つけやすくなるのは、駅から2キロ以上離れたところからになります。また、駅から5キロ以上離れた場所にも優秀な施設が点在していますから、一度よくご覧になったほうが正解でしょう。施設の種別に関しては、住宅型有料老人ホームあるいはグループホームがとても増えていて見つけやすい状態です。
































