駅の西側に位置する神社と公園が素晴らしいです
静駅が誕生したきっかけは、この駅から歩きで15分くらいかかる場所に位置する、静神社にあります。この駅が設立されたのは今から90年以上昔の大正時代半ばでした。この時代に、神社に参拝する人々の交通の便に配慮して留置場が建造されたのです。静駅は、昭和初期から貨物の運搬を開始しましたが、昭和半ばに終了します。そしてそれから8年経つと駅員が常駐しない体制で運営することに決められました(利用率の低さがその背景にあったのです)。実際に静駅のそばは人家が連なる地区があるものの、その密度は非常に低いです。現在の静駅は、駅舎がなくプラットホームの上にベンチなどが設置されているだけとなっています。静駅のそばで、取り上げる価値がある施設といえばなんといっても、静神社およびその隣にある静峰ふるさと公園でしょう。園内にはさまざまな施設がありますが、この公園の最大の見どころは2000本を超える桜の美しさです。八重桜が大半を占めており、通常の花見シーズンが終わったころ(ゴールデンウィークがはじまる直前)に園内の桜は満開となります。静駅の近くで幹線道路を探すなら、考えられそうなのは国道118号線あたりになるでしょうか。路線バスについては、駅近くに設けられた乗り場に市営のコミュニティバスがやってきます。静駅は、JRの水郡線の管内にある駅です。この路線は茨城県と福島県の各自治体を通り抜けるため、駅数はたくさんあります。そのわりには乗り換え場所が少ないという指摘があるのですが、静駅から見た場合は支線への乗り換え場所が近いです。3区間離れた上菅谷駅が支線への乗り換え場所で、常陸太田市方面に用向きがあるときは便利です。上菅谷駅から6区間進むと、発着駅である水戸駅に到着します。水戸駅では常磐線および鹿島臨海鉄道の大洗鹿島線への乗り換えが実現します。静駅が建てられたエリアは、ひたすら人口密度が少ない地区です。介護施設を、駅から簡単に歩いて行ける範囲で探すことは簡単ではありません。それでも駅から2キロくらいを過ぎると、施設に出会えるチャンスは少しずつ増えていきます。初めて探すときは、駅から8キロくらいまでの範囲はよくチェックするようにしたいところです。施設のタイプについては、サービス付き高齢者向け住宅や介護付き有料老人ホーム、住宅型有料老人ホームやグループホームなどが混在しており、特にどのタイプが多い・少ないといった傾向はないようです。














