商業店や温泉、大学病院などがある地域です
2016年の11月に、開業から30周年の記念日を迎えたばかりのあいの里教育大駅。まだ新しい駅ですが、約10年前からバリアフリーなどの目的で企画された改築工事が数回実行されてきました。2012年の秋になると、新しい改札口が設置されて構内の人の流れがおおいに活性化しています。
あいの里教育大駅は、札幌ニュータウンの住民のためにつくられた駅です。実際のところ、利用者の大部分が近くに移ってきた住民でしょう。ただし、この駅は北海道教育大学(初めて訪れた旅客から頻繁に誤解されてきましたが、「あいの里教育大学」という名の大学があるわけではありません)などの文教施設の最寄り駅でもあるため、学生や教職員の間での需要も以前から存在します。文教施設があるおかげで、近くに住むと北海道医療大学病院を利用できる機会を持てます。
駅の北側は、住民のために誘致された数々の商業施設が集まっている一角となっています。それとは対照的に、駅の南側で目をひくのは温泉施設が運営されていることでしょうか。あいの里教育大駅を出てからバスにご乗車の場合、北海道中央バスの路線ないし石狩郡当別町が運営するコミュニティバスを使うことになります。
あいの里教育大駅は、JRの札沼線に所属する駅です。管内で最寄りの乗り換え先となっているのは、5区間離れた新琴似駅。この駅では札幌市営地下鉄の南北線を利用できます。そこから3区間先へ行くと桑園駅が出現します。この駅では函館本線へ乗り継ぎできます。
あいの里教育大駅の利用率は、過去30年を通じて上がり続けてきました。1日ごとの乗客数を算出すると、今世紀に入った時点で3000人を超えています。その6年後に3500人を突破しました。過去10年間は、ときどき前年より微減となる年が出ているものの、まだ増加は止まっていません。4000人を超える年は遠くなさそうです。
あいの里教育大駅がある場所は、いわゆる「マンモス団地」の一角です。当初移り住んできた住民は高齢化しているため、介護サービスの需要は高まっています。そのためでしょうか、駅から2キロ以内で探しても施設はそれなりに見つかります(とはいえ、すぐに定員に達してしまうところがけっこうある点には注意しないといけません)。
施設の種類については、グループホームが断然多いです。その次に増えているのは、おそらく高齢者住宅・サービス付き高齢者向け住宅でしょう。介護付き有料老人ホームは若干数ならすぐに発見できます。




















