札幌の中心地だけに、老人ホームも高額になりがち

札幌は、碁盤目状に区画整理されている市街地の代表格ですが、立地の都合上バスやタクシーの使いやすさではずば抜けています(いうまでもなく、自家用車を乗り出すときもたいへんに便利なのですが)。札幌市電の停留所が近くにありますが、むしろ民間経営の路線バスのほうが本数が多くて存在感を放っています。じょうてつ・北海道中央バス・ジェイアール北海道バス・夕張鉄道などが総計で10本を優に超える路線を運行しています。
この駅は札幌市電の終着駅となっていますが、路線を延伸するプランが以前から提案されています。将来的には、環状線となる可能性があり、もっと使いやすい駅になっても不思議ではありません。現時点で、近くにあって降車率の高い駅といえば、中央区役所前駅と西15丁目駅でしょう。どちらも市営地下鉄東西線に接続しています。
もっとも東西線への乗り入れは、この駅の乗り換え駅に指定されている大通駅でも可能なのですが。大通駅はさらに、南北線と東豊線が通っているため、市民の間ではとても重視される駅のひとつです。
札幌市は北海道の中心部であるため、人の出入りが止まらないことで有名です。人口の増加がとまらないことから、よその地域と比べて少子高齢化の影響をもろに受けやすいわけではありません。特に中央区の場合は、高齢化の上昇が顕在化するのに時間がかかると指摘されています。それでも、区内の要介護認定者は無視できない人数に膨れ上がっており、公営・民間どちらの介護施設についても、増加が待ち望まれています。
西4丁目駅から老人ホームや高齢者専用住宅を検索する場合、サービス付き高齢者向け住宅とグループホームが目立って見えてきます。施設数の多さのほか、費用の安さといった理由があるためです。グループホームの場合は認知症の高齢者専用の住まいですし、条件に合致するかどうかを確かめないといけませんが、予算に限りがある世帯にはこれらの施設は確かに推薦できます。
住宅型有料老人ホームや介護付き有料老人ホームとなると、入居一時金か月額使用料のどちらかが高額になりますが、払う額に見合ったサービスを期待できることもまた事実。熟慮の末にどんな施設にするかを決めるべきでしょう。