羽根尾城址の向こうに、大きな病院が建てられています

羽根尾駅がつくられた場所は、山間部の一角です。もともと羽根尾城が建てられていた土地ですが、現在は痕跡が僅かに駅の近くに残されている程度です。その城跡の向こうに西吾妻福祉病院がありますが、通院していただく場合は、駅からまっすぐは行けません。駅から東側へ、そして北側へと迂回していただく必要があります。なお集落は、駅の南側に小規模に発達しています。
羽根尾駅から近い交差点は、国道144号線・145号線・146号線の起点となっています。145号線と146号線は、「日本ロマンチック街道」というニックネームで有名になりました。
羽根尾駅は、JRの吾妻線に所属する駅です。管内では、終着駅である大前駅に近く、3区間しか離れていません。よその路線へのお乗り継ぎが必要な場合は、発着駅である渋川駅を目指していただくことになります。渋川駅では上越線へのお乗り換えができます。
なお上越線の管内では、3区間先に新前橋駅があります。新前橋駅は、両毛線と接続しています。そして新前橋駅から3区間お進みになると、高崎駅に到着します。高崎駅では、数種類の在来線(八高線・信越本線・高崎線など)・新幹線(上越新幹線・北陸新幹線)および上信電鉄の上信線をご利用できます。
羽根尾駅は現在、完全に無人化された状態で運営されています。駅の利用率は、今世紀に入ってから少しずつ低下しています。1日平均の乗客数を計算しますと、2005年までは70人以上だったことがわかります。2007年以後は、50人を毎年切っている模様です。
羽根尾駅がある場所は、とても人口密度が低いエリアです。介護施設をお探しになる場合は、最初の段階から遠距離にある施設も視野に入れるようにご注意いただく必要があります。まずは、駅から10キロ以内を基準にしていただくとよいでしょう。
施設のタイプに関しては、介護付き有料老人ホームおよびサービス付き高齢者向け住宅が多くあります。特に、草津温泉を利用したサービスを提供しているところは、注目度がとても高いようです。ご入浴時の介助などもしっかりしていますから、見学や体験入居などのサービスをお早めにご利用になることをおすすめします。