「牧場の朝」の題材となった岩瀬牧場で有名です

福島県の中央部分からやや南東よりに位置する、岩瀬郡鏡石町。
須賀川市と西白河郡矢吹町に南北を挟まれているほか、同じ岩瀬郡に属する天栄村と石川郡玉川村と隣接しています。
土地の大半が平坦であることから、古くから本格的な農地開発が繰り返されてきました。
戦後は工業用地の建造が相次いだため町の経済状況は大きく変わりました。
市街地は主に、交通機関が集中する北西部に集中しています。
鏡石町で最大の観光名所と呼べるのは、おそらく須賀川市との境界線の真上に広がる岩瀬牧場でしょう。
10万坪におよぶゆったりとした敷地に、さまざまな設備が用意されています。
鏡石町の町歌に採用されている文部省唱歌「牧場の朝」のモデルとなったことで知られています。
ご高齢の方でもじゅうぶんにお楽しみいただける飲食店や、バラやコスモスが大量に植樹された庭園などがおすすめです。
鏡石町では今世紀に入ってから、あやめ祭りが開催されています。
これはあやめが開花する6月の半ばくらいに開催されるイベントです。
あやめはもともと鏡石町を象徴する花に選ばれており、鳥見山公園にはあやめが数万株植えられてきました。
花をたっぷりと観賞していただけるだけでなく、さまざまな催し物が実行されるのがこの祭事の長所でしょう。
鏡石町で列車によるお出かけをお求めになる場合は、JRの鏡石駅に足を運んでいただくとよいでしょう。
東北本線が通っているため、移動可能な距離はかなりの長さです。
路線バスについては、福島交通のサービスをご利用できます。
幹線道路に関しては、東北自動車道に町内で尾乗り入れできます。
そのほか国道4号線と118号線などがよく使われている車道でしょう。
鏡石町は、須賀川市のすぐ近くにあることが幸いして昭和後期に入ると人口の成長が続きました。
今世紀に入ると横ばい気味に変わりますが増加が完全に止まることはありませんでした。
2023年に12,531人というデータが残されています。
その後はわずかに少なくなっていますが、大規模な減少には至っていません。
最新の調査によると、高齢化率は28.5%。
これは全国平均値とあまり変わらない数字です。
現在の鏡石町で介護施設へのご入居をお考えになる場合は、特別養護老人ホーム・グループホームあたりにめぐり会える機会があるでしょう。
入居者の自主性やプライバシーを尊重するサポート体制をとっている施設がほとんどです。
じかにご覧いただいてご入居先をお決めになるとよいでしょう。