スケールの大きな団地の近く。安い施設・高額な施設ともに点在

近隣の住民にとっては重要な交通の足として受け入れられており、駅構内や駅と一体化した施設(コンコースなどを含みます)21世紀に入ってからも絶えず進歩が続いています。2009~2010年には、新しく使用が認められたICカードが数種類に達しており、利便性が大幅に向上しました。バスは現在、駅前に乗り入れている路線は西鉄バスの手によるコース1本のみですが、駅の目と鼻の先にある国道3号線などすぐ近くの場所にも乗り場が設置されています。
JR側でこの駅が所属している路線は、駅名とまったく同じ「貝塚線」です。この路線は2007年に廃止された区間があったものの、この駅から見渡す限りは特に悪影響はありません。2区間先にある西鉄千早駅では鹿児島本線に、そして和白駅では香椎線への乗り継ぎが可能です。
市営地下鉄側については箱崎線の管内にありますが、現在は終着駅という立場にあります。乗り換え先は、発着駅となる中洲川端駅(空港線に接続しています)しかありませんが、駅の数が少ない路線のため長旅を強いられることはありません。
この駅の利用率を考察するときは、JRと地下鉄で分けて考えるべきでしょう。JR側については、1日あたりの乗客数が歳月の経過とともに低下しています。2004年に7000人を切ってからの歩みはゆるやかですが、低下にストップがかかる見込みはまだありません。地下鉄側については2000年代半ばから回復方向に向かっており、2009年に4000人台に、その翌年に5000人台に乗りました。
貝塚駅の周辺は、まだ介護施設の存在感が強いエリアではありません。しかし介護業界にしたっていつまでも黙っているわけではありません。今後の変化に期待をかけたいところですが、今すぐに施設を探したいなら、駅から数キロ離れた場所を重点的に探していくほうが、おそらくうまくいくはずです。
極端に安い施設が多いとはいえませんが、グループホームやサービス付き高齢者向け住宅などの間からは入居一時金や月額使用料の合計額が20~30万円以内というパターンがちらほらと見つかるようになっています。そのほかの特徴をあげるなら、高額で、施設全体がデラックスな施設が散在している点を取り上げたいところです。