今世紀に入ってから誕生した郡。しかし豊かな歴史があります

福井県の西部に位置する、三方上中郡。
若狭町だけで構成されている郡で、成立したのは2005年とまだ新しい行政区です。
若狭町が誕生したのも同じ2005年で、三方郡に属する旧三方町と旧遠敷郡の上中町が合併することになったのが、発足のきっかけでした。
三方上中郡は全体的に山が多く、市街地は隣接する小浜市や三方郡美浜町に通じる低地に沿って細長く延びています。
滋賀県との県境に近い南部の山地は、お手軽に登山を楽しめる場所として近隣の住民の間で広く愛されてきました。
三十三間山や若狭駒ヶ岳はとくに有名で、壮大な眺望を満喫できる点が大人気です。
日本海と美浜町に近い位置にある三方五湖は、2005年にラムサール条約指定湿地に登録されました。
名前の通り5つの湖で成り立っています。
貴重な動植物の宝庫である上に、湖面の美しさや沿岸に広がる梅林の彩りが見ものです。
三方上中郡には古墳が多いという特徴があります。
下船塚古墳・上船塚古墳・中塚古墳・上ノ塚古墳などがその代表例でしょう。
また鎌倉時代になると旧若狭国の国府が設置されるようになり、人々の交流の中心地となりました。
旧鯖街道の宿場だった熊川宿は、約20年前に国から重要伝統的建造物群保存地区の指定を受けて手厚く管理されています。
1998年になると、80年ほど中断していたてっせん踊りの風習が再開されました。
この地区全体が、新たな観光資源として注目を集めているところです。
三方上中郡は、若狭観音霊場が置かれている地域のひとつ。
特によく知られているのは、7番札所である宝泉院や9番の天徳寺でしょう。
天徳寺にある瓜割の滝は、名水百選に推薦されたほど美しさに定評があります。
三方上中郡では温泉のご利用も十分に可能です。
みかた温泉や虹岳島温泉は、併設されている施設が便利なため周囲の住民にさかんに利用されています。
初めて足を運んでいただくときに、わかりやすい場所にあることも人気の理由でしょう。
三方上中郡でこれから介護施設へのご入居をお求めになる場合は、さまざまなタイプをご検討いただけます。
公営の施設なら介護老人保健施設・特別養護老人ホーム・介護療養型医療施設などに、民営の施設ならサービス付き高齢者向け住宅などにめぐり会える機会があるでしょう。
医師の診察をお受けになりたいときは、レイクヒルズ美方病院がおすすめです。
毎日100人近い患者を受け入れています。
またバスでの通院がとても簡単です。