管理体制がしっかりした団地と、風光明媚な水田地帯

駅がある場所は、大がかりな住宅地に挟まれた地域です。もっとも、プラットホームに降り立ったときにまず感じるのは、駅の東側エリアに広がる見晴らしの良い田園風景でしょう。実際のところ、この水田地帯の風光明媚さには定評があります。季節によっては、この水田と駅・鉄道のフォトジェニックなシーンをカメラに収めるためにやってくる愛好家がいるほどです。
物井駅は、佐倉工業団地やさくら学園ニュータウンの住民・勤労者、そして近くに建てられている敬愛大学や千葉敬愛短期大学の学生・教職員などが利用者の大半となっています。駅の南部は、東関東自動車道が横切っています。バスについては駅前に乗り場が2ヶ所設置されています。京成バスグループの子会社などが、精力的に運行を実施しています。
物井駅は、JRの総武本線に所属する駅です。通勤快速列車は停車しませんが、隣接する四街道駅または佐倉駅で降りて待てば簡単につかまります。佐倉駅は、成田線への乗り換え場所でもあるのですが、直通運転が実施されているため物井駅で待つことはじゅうぶんに可能です。
このほか、四街道駅の隣にある都賀駅では、千葉都市モノレールの2号線への乗り換えができます。佐倉駅から20キロほど進むと成東駅に着きますが、この駅は東金線と接続しています。
物井駅の利用率は、長い間上昇していました。1日あたりの乗客数を確認すると、2000年に3500人を超え、その5年後には4000人を突破しました。そのわずか2年後には一気に4500人を上回るほどの急増ぶりを見せましたが、このころをピークに微減を繰り返すようになりました。
物井駅の周囲は農地などがたくさんある都合上、建物などをつくれる場所に限りがあります。しかしそのハンデがあるわりには、介護事業界は手を尽くして施設の新設に健闘してきたようです。施設は駅から2~5キロ圏内でチェックしてみることが、要領の良い施設探しに成功するためのコツといえます。
グループホームや住宅型有料老人ホーム、また介護付き有料老人ホームなどを発見できるチャンスがあります。有料老人ホームについては、まとまった費用が必要になる可能性が出てきますが、それ以外のジャンルであればあまり予算面の心配はしなくてよいでしょう。