南部藩の起源となった町。みずみずしい果物の名産地でもあります

青森県の南東端に位置する、南部町。
八戸市と東端で隣接しています。
北側から西側にかけて、同じ三戸郡に属する五戸町・新郷村・三戸町に囲まれています。
南端は岩手県との境界線です。
県境を挟んで向かい合っているのは、二戸市と九戸郡の軽米町です。
町内の土地は、丘陵地が大半を占めています。
町内の中央部分、北東から南西にかけて細長く平地が続いており、人口の大部分がこの一帯に集中しています。
地形の影響から稲作地帯ではありませんが、その代わりに果樹栽培がさかんに続けられてきました。
リンゴやサクランボといった果物を新鮮なうちに召し上がっていただける点は、南部町にお住まいになるときの大きな強みでしょう。
また、南部町は食用の菊を大量に栽培している地域でもあります。
お散歩に適した場所は各地に見つかりますが、その中でもひと際おすすめなのが、長谷ぼたん園です。
この施設では、100種類を超えるさまざまなボタンを栽培しています。
開花の時期は、近隣の住民がいっせいに集まります。
南部町は、鎌倉時代から活躍した有力氏族である南部氏ゆかりの地です。
このため、歴代の南部一族の墓所をはじめさまざまな史跡が大量に残されてきました。
その数は、簡単には一周し切れないほど。
お時間のあるときに、この一連の旧跡を回っていただくことはとてもおすすめ。
格好の気晴らしになることでしょう。
南部町には温泉郷もあります。
福田温泉は、山の中で発見された温泉です。
目立つ長所は、湯量が豊富なことと皮膚病などに効能があることでしょう。
南部町で列車を用いた旅行などをお考えになるときは、青い森鉄道線のご利用がおすすめです。
路線バスについては、岩手県北自動車のご利用が可能です。
地域によっては、コミュニティバスにお乗りになれる機会が発生します。
幹線道路については、国道4号線や104号線へのお乗り入れがしやすいです。
それから、県道42号線・45号線もよく使用されている車道です。
南部町の人口は、昭和中期を過ぎると少しずつ減少傾向に移行しました。
2023年の段階で、16,965人という計算結果が記録されています。
高齢化率に関しては同年に、39.6%というデータが発表されました。
南部町は現在、介護施設の種類が豊富です。
民間の施設であれば、介護付き有料老人ホームや住宅型有料老人ホームが増加しています。
公的な施設であれば、特別養護老人ホームやグループホーム、介護老人保健施設が多いです。
医療面では、国民健康保険名川病院が有力な医療機関でしょう。