住宅地の合間で生き生きとしたサービスに尽力する施設群
駅の東側に建立された、浅井長政の像が初めて訪れる旅客の目をくぎ付けにする間内駅。浅井家の末裔がこの地区に、大正時代まで定住していたという言い伝えが残っています。実際にこの駅が発足したのは昭和初期のことであり、まだ古くから代々暮らし続けている家系が確実に強い影響力を保っていた時代でした。もっとも駅の周囲は数十年来あまり変化がない宅地であり、昔の面影を感じさせてくれるものはたくさん随所に残っています。寺社仏閣が点在して、八幡神社や妙蔵寺がその典型です。また、南外山遺跡や北外山城跡などとも近い位置にあります。駅から見て南東の方向には、春日井製菓やオリソー物流などの敷地が連なっており、これらの工場や倉庫に勤務する住民も少なからずいます。間内駅からまっすぐ西進すると、しばらく経つと名古屋高速11号線にぶつかります。駅を出てから路線バスを利用することはできない時代が続いていましたが、2014年の夏から名鉄バスの路線が運行されるようになったばかりです。間内駅は、名鉄小牧線に所属する駅です。この管内で乗り換えのチャンスがある駅は、発着駅と終着駅の2ヶ所に限定されます。発着駅である上飯田駅まで行くと、名古屋市営地下鉄の上飯田線に乗り継ぎできます(部分的に、直通運転が実行されています)。終着駅である犬山駅に着いたときは、犬山線および広見線への乗り継ぎを実現できます。間内駅は平成の初期から、完全無人化されています。この点からも、駅の利用率の低さがうかがえます。実際に1日平均の乗降客数を計算すると、前世紀の末期から今世紀の初めにかけて、ずっと1500人台という結果になる年が連続していました。しかし、やや意外なことに2010年代に入ると増加するようになりました。近年は2000人を上回る年が報告されています。間内駅を起点として介護施設探しをするなら、駅から1キロを過ぎたあたりからが正念場となるでしょう。言い換えますと、徒歩10分以内で到着できるくらいの非常に便利な範囲で入居先を確保することは簡単ではありません。最初のうちは1~2キロの範囲を集中してチェックするだけでもかまいませんが、あとで5キロくらいに範囲を拡大して探すことも、するに越したことはないでしょう。施設の種類に関しては、住宅型有料老人ホームやグループホームの戸数が増えている様子が見られます。介護付き有料老人ホームなどはそれらよりは少ないですが、開業しているところは評価が高いです。





























