最上川のライン下りや草薙温泉で名高い村です

山形県の中央部分からやや北寄りに位置する、戸沢村。
新庄市や酒田市のほか、同じ最上郡の鮭川村・大蔵村、それから東田川郡の庄内町に囲まれています。
村内の西側を中心に、過半数の土地が出羽山地に含まれています。
東側に広がる新庄盆地の中、特に北東部に市街地などが形成されてきました。
村内の中北部を、東西に最上川が流れています。
この川を用いた水運業が、古来活発に展開されてきました。
水運業は大正時代に鉄道や街道の開通とともに途絶えましたが、現在は川下りなどの観光業が代わりに繁盛しています。
最上川周辺はもともと、日本の滝百選に選ばれている白糸の滝をはじめ観光の目玉が少なくありません。
源義経の伝承で名高い神代杉などを見物していただけます。
日本では山岳地帯に温泉が見つかることが多いものですが、戸沢村もその例外ではありませんでした。
草薙温泉や今神温泉、野口温泉などは村の有力な観光資源として大切に保護されてきました。
草薙温泉は、最上川のライン下りの船着場に面しているため舟遊びと入浴を立て続けに楽しんでいただけるという利点があります。
ご入浴の最中に、最上川の雄大な景観を見下ろしていただける点も利点のひとつでしょう。
今神温泉は、奈良時代に創建されたと伝えられる今熊野神社と深い関係がある温泉郷。
昔から湯治目的で珍重されてきた温泉で、夏場のみ営業が行われています。
浴場に阿弥陀如来・薬師瑠璃光如来・観世音菩薩が祀られているのが大きな特徴です。
戸沢村で鉄道をご利用になりたいときは、JRの陸羽西線の駅を3ヶ所お選びいただけます。
路線バスについては、最上川交通のサービスのほか村営のコミュニティバスをご利用可能です。
幹線道路については、国道47号線や県道34号線・57号線・58号線が、通行量が多くて便利な車道でしょう。
47号線沿いにつくられている道の駅とざわは、飲食施設や物販店などが充実しており近年は新たな観光名所になりつつあります。
戸沢村の人口は、昭和の中ごろから減少しています。
2023年の調査では、4,071人という集計結果が出ました。
高齢化率については同年に、42.2%というデータが発表されました。
現在の戸沢村で介護施設へのご入居をお考えの場合は、住宅型有料老人ホームや特別養護老人ホーム・グループホームなどにめぐり会える機会があるでしょう。
酒田市・新庄市・庄内町といった隣接する自治体に所在する施設を合わせてチェックしていただくこともおすすめです。