宇都宮駅から10キロ近く離れた隣駅を中心に整備された市街地

雀宮駅の周辺は、主に西側に人口が集中しています。駅の東側については、目の前に県立宇都宮工業高校や市立南図書館などが並んでいますが、それらを通り過ぎるといっぺんに建物の密度は希薄に変わります。その様子とは対照的で、駅の西側は市街地が数キロにわたって延びています。雀宮駅は、日光街道と非常に近接しています。
幹線道路については、宇都宮環状道路や国道4号線、また県道112号線・184号線・193号線に乗り入れやすい位置にあります。バス乗り場については、駅付近に数ヶ所設置されています。関東自動車または東野交通が運行する路線に乗り降りできます。
雀宮駅は、JRの宇都宮線の管内にある駅です。隣駅の宇都宮駅とは8キロ近く離れていますが、日光線および東北新幹線・山形新幹線に乗り換えできるため、通過点として重要です。
上り方面に目を向けると、4区間先に小山駅が現れます。小山駅でも東北新幹線に乗り降りできるほか、両毛線や水戸線への乗り継ぎを実行できます。さらに先へ行くと、日光線との連携が深い栗橋駅や、伊勢崎線と接続している久喜駅に到着します。
雀宮駅の利用率は、今世紀に入って以降はじりじりと低下していました。1日平均の乗客数は、2001年に3400人以下に落ち、その3年後には3200人以下に減っています。しかし2010年代に入ると突然増加がはじまります。2012年には一気に4000人を突破しており、4500人台に到達するのは時間の問題となっています。
雀宮駅の近隣で介護施設に入居したくなったときは、探す範囲を広々と設定したほうが得策でしょう。駅から1~2キロ程度といった近所で発見できるチャンスはありますが、微々たるものです。したがって、7~8キロくらい駅から遠ざかることになっても不思議ではありません(車両を中心とした移動が重要になることは、よく覚えておく必要があります)。
出会えるチャンスがあるのは、介護付き有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅になりそうです。入居費用については、格安料金でサービスを受けられる見込みがけっこうあります。なにしろ、月額使用料が15万円以下に落ち着くことはたくさんありますから。