イチゴの名産地・研究地として知られている地域
創設された時期をさかのぼると、昭和初期にたどり着く野州大塚駅。現在はその面影はだいぶ薄れてしまったものの、20世紀の半ばまでは旧下都賀郡国府村の中心地区として駅の周囲は機能していました。市役所の支所などで、往時の様子を多少しのぶことはできます。現在の野州大塚駅の周辺は、道路などに沿って住宅などの建物が集まるように立地していますが、空地や農地などの占める割合がとても高いです。マイペースの生活を営みたいタイプの高齢者の住処としては申し分ないでしょう。駅前に設置されたバス停留所で待っていると、市営のコミュニティバスがやってきます。野州大塚駅は、県道296号線に沿ってつくられている駅です。この車道に沿って移動することで、栃木街道などの道路にアクセスできます。また、駅からまっすぐ南に向かうと、やがて県道2号線が東西に走っているところに出くわします。この車道のそばは観光農園「アグリの郷」がある場所です。栃木市の名産品として広く知れわたとじっているイチゴ狩りを楽しめる施設です。野州大塚駅は、東武宇都宮線の管内にある駅です。東武宇都宮線は、駅の総数が10を軽く超える程度しかない短い路線で、乗り換えのチャンスも発着駅である新栃木駅だけに限定されています(新栃木駅までは野州大塚駅からたったの2区間ですが)。新栃木駅は日光線と接続していますが、栃木駅まで直通運転が実行されることもあります。野州大塚駅の利用率は、周囲の人口密度がきわめて低いためそれに合わせて低水準で、ずっと前から推移してきました。1日あたりの乗降客数を計算すると、近年は500人前後という結果が出ることが多いといわれています。野州大塚駅を起点として介護施設を探すときは、駅から4キロくらいの範囲をまずは徹底的にチェックするとよいでしょう。施設が目につくようになるのは、おそらく駅から1キロを超えたあたりからです。公営の施設に対しては、待機者がたくさんいないかどうかを初めに確認することがおすすめです。民営の施設に関しては、グループホームやケアハウス、サービス付き高齢者向け住宅や住宅型有料老人ホームなどがありますが、特にこれといって多いタイプはないようです。入居料金は、固定制のケースと変動制のケースが両方ありますが、100万円単位の費用がかかるといったパターンはまだ少ない模様です。安いところに遭遇すれば、入居一時金と月額使用料の合計額が15万円以下くらいに落ち着くこともあるようです。


























