豊かな生活を味わえる介護施設が点在しています

吉水駅は40年以上前から無人駅として運営されていますが、いまだに市内では3番目の利用率を維持しています。1日当たりの乗客数を計算すると、今世紀に入ってからは徐々に下り坂となっていました。2009年に1300人を割り、2012年には1000人未満に低迷しましたが、2013年にはまた1000人台に戻っています。
吉水駅は、佐野日本大学学園の最寄り駅となっています。この学校法人は、高校および中学校で成り立っており、日本大学の付属学校のひとつです。この学校があることが、利用率にある程度の影響を及ぼしているという意見もたまに聞こえてきます(吉水駅からスクールバスで、7分程度でこの学校に到着します)。
一般のバスに関しては、駅の付近で使える路線は市営のコミュニティバスが手掛けるものだけです。もっともこの路線は、市内の主要なスポットを循環するため、愛用する住民はたくさんいる模様です。
吉水駅は、東武鉄道の佐野線の管内にある駅です。乗り換え場所を探すと、2区間先に佐野駅があることがすぐにわかるはずです。佐野駅で降りると、JRの両毛線に乗り換えるチャンスが生まれます。これ以外の乗り換え場所は館林駅だけとなります。館林駅では、伊勢崎線や小泉駅への乗り継ぎが考えられるでしょう。
佐野市では、進行著しい少子高齢化の動きに対応するために、多岐にわたるサービスの実施を盛り込んだ高齢者保健福祉計画を実行に移しています。介護予防サービスや口腔ケア教室など、具体性の高いサービスを相次いで取り入れている点が特長的です。
介護施設の建造には時間がかかるため、急ピッチで整備されているとは言い切れませんが、個室や共有スペースが広々とした施設が目立ちます。もともと佐野市内には、郊外型の施設が多かったと伝えられています。
自然豊かな地域にある以上、交通機関が便利ではないロケーションとなっているところがどうしても多くなりますが、吉水駅から1.5キロくらい離れたあたりからどんどん施設を見つけられるチャンスは増大します。
料金体系についても利点があります。介護付き有料老人ホームのような、金額が高めになることが多い施設であっても、世間の相場より安い金額で契約できるところを見つけられる可能性がけっこうあるようです。