きれいな空気を毎日吸いながら暮らしましょう
多田駅が初めて建造されてから、すでに120年を超える長い年月が経っています。駅前にはその事実を伝える記念碑が建立されています。駅員が派遣されない体制に入ってから40年以上が過ぎており、人の気配が非常に少ない駅ですが、2007年に駅舎の改修工事が敢行されました。多田駅が設置されている場所は、山間部に挟まれた乏しい平地。ある程度南進すると山林地帯が一気に減るのですが、多田駅に降り立ってから北東方面に顔を向けると、すぐに深い緑が視界に飛び込んできます。宅地などは主に駅の東側につくられています。駅からしばらく東進すると、山林の前にまとまった工場地帯に出くわします。多田駅は、県道136号線の近くにつくられた駅です。多田駅を出てから路線バスを使いたくなったときは、市営のコミュニティバスを近くの乗り場で待つことができます(民間の事業者は現在、運行を実施していません)。多田駅は、東武佐野線の管内にある駅です。終着駅である葛生駅と隣接していますが、乗り換えをするには発着駅方向に移動する必要があります。4区間先に出現する佐野駅で下車すると、JRの両毛線に乗り継ぎできます。佐野駅を除くと、乗り換えの機会がある駅は発着駅である館林駅だけとなります。館林駅まで行くと、伊勢崎線および小泉線への乗り換えが可能となります。多田駅の利用率は、数十年前から低調です。乗車券が、駅前の一般民家で販売されていることが、その事実を端的に物語っています。1日あたりの乗降客数を計算すると、10年以上前からずっと200人以下で推移している様子が浮き彫りになります(管内で比べたときに「乗客の少なさでは1位or2位を争う位置につけている」とよくいわれてきました)。多田駅の周辺は、人家などを建設できるスペースに大きな制限がかかります。しかしこの点は、介護施設を探す位置は方角がおのずと決まってくるため、マイナスな条件だとは決めつけられないでしょう。ひとついえることは、駅から近い範囲ばかりを調べすぎないようにするべきであること。2キロくらい離れると、徐々に視界に入る施設の軒数は増えていきます。駅から8キロくらい離れた遠隔地までよくチェックするようにしたほうが、おそらく時間が無駄になりません。施設の種類に関しては、グループホームは比較的見つけやすい状況となっています。それ以外であれば、住宅型有料老人ホームなどを発見できる機会があるでしょうか。




















