足利学校の史蹟などが今なお残る由緒正しい市街地
足利市の中心市街地に立地する、足利駅。前世紀の終わりには、ステンドグラスを用いた洋風の駅舎が評価されて「関東の駅百選」に選定されたことがあります。しかし2008年に落雷の被害に遭ってしまい、駅舎の一部が焼失するという惨事を経験しました。2010年代に入ると、バリアフリー関係の設備の導入や、駅舎全体の観光美化工事が進められており、年々駅内外の風景は変わっている段階にあります。足利市は古くから発展してきた地域で、足利学校を筆頭としたたくさんの史蹟が駅の近くで保存されています。そして市政の中心地でもあるため、公的な機関も駅の周辺各地に建てられています。足利駅の周辺にて幹線道路に乗り入れたいなら、国道293号線や県道67号線を選ぶのが妥当でしょう。路線バスについては一時器、民間の事業者がどんどん撤退してしまったのですが市営のコミュニティバス(足利市のほか、佐野市が運営する種類も含まれます)はいまだに運行されています。足利駅は、JRの両毛線に所属する駅です。近接する乗り換え場所は、発着駅方面に関しては2区間離れた佐野駅に、終着駅方面に関しては3区間離れた桐生駅となります。前者では東武佐野線に、後者ではわたらせ渓谷鐡道のわたらせ渓谷線および上毛電気鉄道の上毛線に乗り換え可能です。そして足利駅周辺の市民にとっては、歩いて行ける距離にある東武伊勢崎線の足利市駅も重要です。足利市駅はこの路線内では区間急行が停車する駅に選ばれています。足利駅の利用率は、前世紀の終わりから今世紀初期にかけてじわじわと下がっていくばかりでした。1日平均の乗客数は、2002年に4000人以下に落ち、その4年後に3500人以下に落ちました。しかし2010年ころから横ばい気味に変わっており、近年は前年比で微増する年がときどき報告されています。昨今の足利駅の周囲は、郊外化が顕著な地域の代表例としてしばしば引き合いに出されるようになりました。これは過疎化や高齢化の動きと密接な関係があります。そしてこれらの動きは介護施設の進出にも大きく影響しているのですが、幸いなことに現在であれば足利駅から1~3キロ離れたあたりをよく調べるだけでも、多様な施設を発見できるチャンスがあります。施設の種別に関しては、グループホームが非常に多くなっています。そのほかの施設となると、サービス付き高齢者向け住宅または介護付き有料老人ホームを見かける可能性が徐々に高くなっているでしょうか。
































