山と海、その両方の美しさや豊かさを満喫しましょう

用宗駅は、16世紀にいくつかの歴史的な出来事の舞台となった用宗城の痕跡が残る場所の目の前にあります。この城址や少数の寺社仏閣が所在するのは駅の西側で、深い山林に覆われています。それとは対照的に駅の東側は、駅舎や線路と隣接するようにして市街地が続いています。そしてしばらく歩くと駿河湾に出くわします。海岸は季節によっては、気持ちよく散歩を楽しめます。
用宗駅は、県道416号線に入りやすい場所にあるほか、城山を挟む形で東名高速道路ともやや近い位置にあります。バスに関しては、しずてつジャストラインが運行する路線バスを駅付近にて乗り降りできます。
用宗駅は、JRの東海道本線の管内にある駅です。2区間離れた静岡駅は、東海道新幹線に乗り継ぐ場所として重要です。距離が離れているものの富士駅まで行くと、身延線に乗り継ぐ機会が発生します。その1区間向こうにある吉原駅は、岳南電車の岳南線と接続しています。
これらの駅と反対側に目を向けると、便利な乗り換え駅と呼べるのは掛川駅になりそうです。掛川駅では東海道新幹線のほか天竜浜名湖鉄道の天竜浜名湖線に乗り換えできる点がメリットです。
用宗駅の利用率は、1990年代から一貫して下降線をたどってきました。1日あたりの乗客数の推移を振り返ると、2000人を下回ったのは1998年のことでした。その3年後には1800人以下となっており、2009年になると1700以下に落ちています。時々、前年比で微増という結果になる年はありますが、まだ減少傾向はとまりそうにありません。
用宗駅の近辺で介護施設を調べるときは、この場所の特殊なロケーションを視野に入れながらやり方を探ることが大事です。城山と湾岸に挟まれているという条件があるため、施設を建てられる土地は自然と狭まってしまうという現実があります。
それでも、駅から4キロ圏内くらいの範囲で探せば、いくつかの選択肢が手に入りそうです。特に、介護付き有料老人ホームならわりと探しやすいことはポイントでしょう。料金体系に関しては、変動制のケースと固定制のケースが両方ありますが、前者であれば入居一時金・月額使用料の相場は20万円台のようです。