初期費用を抑えやすい施設がよく見つかるエリア

かつては長い間無人駅で、係員が派遣される時間帯はきわめて制限されていましたが、現在は終日職員が常駐する駅に生まれ変わっています。そして、高架化工事によってもたらされた変化として駅名の変更を避けることはできません。半世紀以上の間、遠州曳馬駅として親しまれてきましたが、2012年度からは曳馬駅というよりシンプルな呼び名に変更されました。
駅の周囲は一般的な住宅地が連なっており、長いことこの場所に住み続けている世帯が少なくありません。住民同士の関係もきわめて密接であり、高齢者にとっては居心地の良い雰囲気が自然と形づくられています。
これらの住民の通勤や通学のために主として常用されている駅のため、利用率は絶えず変化しているものの大幅な変化は近年報告されていません。1日あたりの乗客数については、1000人を軽く超える程度だと計算されています。
曳馬駅は、遠州鉄道の鉄道線に所属する駅です。この鉄道線は、浜松市内を走る路線のため市内の中央区・浜名区などに用向きがあるときはとても役に立つ路線です。乗り換えのチャンスに関しては、発着駅ないし終着駅まで行かないと発生しないため、その点は数少ない欠点かもしれません。しかし発着駅である新浜松駅では、JRの東海道本線および東海道新幹線に乗車できるチャンスがあります。そして終着駅である西鹿島駅では、天竜浜名湖線に乗車可能となります。
曳馬駅の周囲で介護施設を探す場合、戸数自体はそんなに多いエリアだとはいいがたいでしょう。ただし駅から1キロくらい離れただけでも、施設は少しずつ姿を現すようになります。できるだけ多くの施設を比較したいときなら、可能なら5キロくらい離れたところまでターゲットにしたほうが時間を無駄にしません。
施設のタイプに関しては、サービス付き高齢者向け住宅がいちばん多く、そのほかにグループホーム・住宅型有料老人ホームなどが続く形でしょうか。入居コストについては、契約方式しだいで変動する施設のほうが多いですが(完全固定制の施設もそれなりにあります)、その場合でもあまり高額にならないところが主流となっています。月額使用料と入居一時金を足して30万円以内に収められるチャンスがある施設なら、見つけやすいエリアと呼べるでしょう。