大興善寺には数万本のつつじが植えられています

大正半ばに創設された、基山駅は、最初のおよそ3年間は、単なる信号場でした(その時期を合わせますと、2018年に開業からちょうど1世紀が経過する予定です)。駅の周囲は住宅街として使われており、規模の大きな団地などもみられ、駅の西側には商店街がつくられています。
この土地のシンボルと呼べるのはおそらく、日本全体で探してもとても古くにつくられた国防城郭と目されている基肄城でしょう。駅からは徒歩で1時間近くかかる位置にある上、現在は、痕跡しか残っていない上に整備されていないため、見学は認められていません。このほか、境内に植えられたつつじや紅葉の美しさで名高い大興善寺は、観光客が毎年のように多くの集まる名所となっています。
基山駅は、県道131号線・132号線・137号線・219号線・300号線などに乗り入れしやすい場所にあります。駅の西側のロータリーでバスをお待ちになると、町営のコミュニティバスの路線をご利用できます(運行は、西鉄バスグループや基山タクシーが代行しています)。
基山駅は、JRの鹿児島本線と甘木鉄道の甘木線が接続する駅です。鹿児島本線の管内では、2区間離れた原田駅が最寄りの乗り換え地点で、筑豊本線と接続しています。
甘木線の管内では、発着駅という立場にあります。2区間進むと、小郡駅に到着します。この駅では、西鉄天神大牟田線への乗り換えができます。終着駅である甘木駅まで移動していただくと、西鉄甘木線をご利用できます。
基山駅の利用率は、鹿児島本線と甘木線とで状況が異なります。鹿児島本線については、世紀が変わる前から低下していました。しかし2010年代に入ると徐々に回復に転じています。その一方甘木線については、以前から上昇しています。1日平均の乗客数を計算しますと、2010年代以後は700人を超える年が大半を占めている模様です。
基山駅を起点として介護施設をお探しになる場合は、駅からまずは4kmくらいの範囲を目安にチェック。施設が多い地域とはいえませんから、駅から徒歩にて短時間でアクセス可能な施設にこだわりすぎると見つからないおそれがあります。
施設の種別に関しては、昨今はケアハウスや介護付き有料老人ホームに対して高い評価が集まっています。駅から5km以上離れた施設でもご入居可能でしたらグループホームや住宅型有料老人ホームもおすすめです。