高齢者の生活に密着したサービスが多彩なエリア

淀川区は、大阪市24区の一つ。
交通アクセスとしてはJR東海の東海旅客鉄道東海道新幹線や、JR西日本の山陽新幹線、東海道本線などが通り、阪急電鉄の京都線、宝塚線などが運行中。
他にも大阪市営地下鉄や、大阪市営バスなどが走っていて、交通の要でもある街です。
大阪市は淀川区の将来推計人口を発表。
2010年には総人口約17.2万人の中で高齢者人口は約3.5万人でした。
2023年には人口18.1万人、高齢者人口4万人、高齢化率22.6%と総人口も増加していますが、高齢化率も上昇しています。
2040年までには25%を超える予想です。
高齢化が年々進んでいくと考えられる中、淀川区も高齢者福祉サービスを充実させるべき状況となっているのです。
高齢者福祉サービスの主な取り組みとして、淀川区老人福祉センターを設置し、地域の高齢者の相談に対応。
また、身体機能の向上のための活動や、レクリエーションの場を無料で提供しています。
そして、公的施設での車イスの貸し出しや地域のネットワーク活動の支援など、高齢者の生活に密着した福祉サービスを実施していますので、各エリアの地域包括支援センターに相談しましょう。
市町村によっては、地域包括支援センターは介護施設関係のみ、といった場合もありますが、淀川区は高齢者のことはすべて地域包括支援センターが相談を受け付けていますので便利です。
介護保険の手続き、福祉サービスの内容の説明など、聞きたいことは遠慮なく聞いてみるとよいでしょう。
公的介護施設である特別養護老人ホームは区内に17か所ほどあります。
即入居は難しくても、入居申請はできますので、ケアマネージャーに頼んで申し込みをしておくとよいと思います。
ただ、重度の認知症の方はグループホームを勧められる場合もあるようです。
グループホームは認知症ケアに特化している施設。
月額利用料も、安いグループホームなら入居時の頭金0円、月額利用料も15万円未満という場合もあり、比較的低料金なので人気があります。
認知症レベルが1でも入居できますので、まずは相談してみましょう。
介護付き有料老人ホームの入居時の費用は、20万円~数千万円と差があります。
一時金が安い部屋は月額利用料が高かったりしますので、料金は全体的なものを見ましょう。
サービス付き高齢者住宅や住宅型有料老人ホームなら、入居時の頭金が10万円程度の施設もあります。
月額利用料も安めですが、さらにヘルパー代などが加算されますので、こちらも頭金だけ、といった局部的なものでなく、全体の総費用を確認しておきましょう。