近畿地方に残る、最大級の学生街が駅の目の前にあります

関大前駅は、名神高速道路の真下につくられている駅です。この駅の発足は、1回目の東京オリンピックが開催された年にさかのぼります。しかし前身となる駅がふたつあり、それぞれ今から100年近く前に相次いで登場していました。複雑な歴史を背負っている駅のため、駅名をこれまでに5回以上変更しており、これは全国区で見ても抜きん出た多さです。
関大前駅は、早くから関西大学の千里山キャンパスの最寄り駅として利用されてきました。現在も、毎日のように大勢の学生や教職員が駅構内を往来。駅前から大学の正門までの道のりは、関大前通りと呼ばれて親しまれています。この道を中心に広がっている学生街が、このエリアの最大の名所で、若い世代に好まれる商業店がたくさん出店しています。住宅街の中に入っていただくと、学生のような若い単身者が入居する集合住宅があり、そのほか大学に付属する高校・中学校が駅の近くに存在します。
関大前駅は、阪急千里線に所属する駅で、用事のある際は4区間先の淡路駅で、境筋準急列車に乗り換えいただくと良いです。この準急列車は、発着駅である天神橋筋六丁目駅を経由して大阪市営地下鉄の堺筋線に接続します。淡路駅は、京都本線への乗り継ぎが可能な駅です。なお淡路駅の2区間手前に位置する吹田駅で下車していただくと、JRの京都線へ乗り換えが可能となり、また反対方面では3区間離れた山田駅が乗り換え可能な駅です。山田駅では、大阪モノレール線のご利用ができて便利です。
関大前駅の利用率は、今世紀に入ってから微減しています。21世紀初頭の記録によると、当時の1日平均の乗降客数は4万人を超えていました。その後は不規則に上下を繰り返していましたが、2013年になると今世紀初めて3万5,000人を下回りました。
関大前駅を基点として介護施設を探す場合は、駅からまずは5kmくらいの範囲を調べましょう。駅から1.5kmくらい離れていただくと、徐々に施設は見つかりやすくなります。また、10km圏内で、どのような施設があるのか確認するのも重要。施設の種別に関しては、住宅型有料老人ホームが一番見つかりやすいです。その次に目立つのは、グループホームとサービス付高齢者向け住宅になります。