ミナミの繁華街に接しながら老後を過ごしましょう

大阪難波駅は、御堂筋と千日前通がクロスする位置に接近しています。盛大な繁華街が広がるエリアで、地下街「なんばウォーク」にも通じており、交通上の要所と経済上の要所の両方を兼ねている一帯です。大阪難波駅の目の前に進出している民間のバス事業者は今のところありません。市営のコミュニティバスがその代役を見事に果たしています。
大阪難波駅は、近鉄難波線と阪神なんば線の2路線が乗り入れる駅です。難波線については、大阪難波駅を除外すると近鉄日本橋駅と大阪上本町駅の合計3駅しかない短い路線です。しかし近鉄日本橋駅と大阪上本町駅を総合すると、大阪線のほか大阪市営地下鉄の千日前線・谷町線・堺筋線へ乗り継ぐチャンスが発生します。そして、難波線は現在奈良線への直通運転を実施しています。
なんば線については、大阪市内各地を抜けて兵庫県尼崎市に通じています。起点となる尼崎駅まで行くと、阪神本線へ乗り継ぎできます(1区間手前にある大物駅でも、乗り継げますが)。
これらの情報に加えて、近鉄難波駅は難波駅との関係が深い駅です。そのため、市営地下鉄の御堂筋線・四つ橋線や南海本線および高野線、そしてJRの大和路線の利用も簡単に実行できます。
近鉄難波駅の利用率は極めて高いものの、近鉄側と阪神側で違います。近鉄側の1日あたりの乗客数を調べると、2004年を最後に、110000人を割り込みました。その一方阪神側は、2009年の開通以後1日当たりの乗客数が増加傾向にあります。
近鉄難波駅の周りは一般的な住宅街といった風情ではありません。介護施設などを建てるには少しにぎやかすぎます。とはいえ駅から1キロ強くらい距離を空けると、もう施設が姿を現します。4~5キロくらいの範囲で探しても施設はかなりの数を発見できますが、納得いくまで施設の比較をしたいなら、8キロくらいのあたりまで思い切って検索範囲に含めたほうがよいでしょう。
大阪の中心地区のため、見つけられる施設は高齢者住宅・グループホーム・住宅型有料老人ホームと多岐にわたります。介護付き有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅も最近は増えている様子があります。地価が安い一帯ではないものの、料金が安いところがかなり多いことは無視できない利点です。