区画整理がこぎれいな市街地をもたらす結果に
明治半ばに誕生した新倉敷駅は、長い間旅客駅と貨物駅の両方を兼ねていました。高度経済成長期の1970年代に貨物船の運行は廃止されましたが、それと入れ替わるように新幹線の停車駅に選ばれました。この結果、新倉敷駅の重要性は一段と増したと伝えられています。新倉敷駅の周囲は大都会といった風情ではありませんが、交通の一大拠点であるため集まっている施設などの種類や量は多いです。また、駅前は21世紀に入ってから区画整理事業の対象地になりました。これによって町並みが一新しており、決して大規模ではないながらも使いやすい市街地として機能を開始することになりました。歩道を移動するだけでも気分が晴れ晴れとするエリアですが、駅の近くには新倉敷駅南公園があります。散歩や休憩をする場所としてはここがおそらく付近では最大でしょう。新倉敷駅は、国道2号線や県道41号線に近いです。駅前で乗り降りできるバスには両備バスと井笠バスカンパニーの路線があります。新倉敷駅は、JRの山陽本線と山陽新幹線に所属する駅。前者については、快速列車が常時停車する駅に指定されています。2区間先には倉敷駅がありますが、この駅は伯備線や水島臨海鉄道の水島本線と接続しています。そして倉敷駅から4区間進むと岡山駅に着きます。この駅では津山線や宇野線、瀬戸大橋線や吉備線など利用可能な路線が豊富です。山陽新幹線に関しては、新大阪駅から博多駅まで長距離をカバーしています。岡山駅と反対方面で、比較的近くて乗り換え先が多いのは広島駅でしょう。広島駅でも山陽本線に乗り継ぎできますが、そのほか芸備線や広島電鉄の本線などを利用できます。新倉敷駅の利用率は、21世紀初頭に多少下がった時期がありました。しかしその後はまた上昇の一途をたどって慰安す。2013年には7500人を超えており、8000人に近づいていく様子が感じ取れます。新倉敷駅の周囲は、この10数年で急ピッチで整備されてきた新興の市街地です。まだ介護施設の軒数などはじゅうぶんだとはいえません。ただし駅から2キロ圏内で探すだけでも早めにいくつかの候補を検出できる点は、評価できそうです。施設のタイプは自然とばらけているようですが、サービス付き高齢者向け住宅、それから介護付き有料老人ホームとグループホームはやや多めにつくられているかもしれません。入居料金については、安めの施設のほうがその逆の施設よりもたくさんある模様です。








