岩室駅周辺は静かな住宅地。ケアハウスには図書コーナー等もある

岩室駅は、新潟県新潟市西蒲区の和納一丁目に位置するJR東日本「越後線」の駅です。
1912年越後鉄道の「和納駅」として開業した地上駅。1927年国鉄の駅になり、1965年「岩室駅」に改称しました。同年駅舎も改築し、1987年からJR東日本に移管しています。
岩室駅は岩室地区東部の中心地である和納地域にあります。周辺は市街地で、駅前通りと呼ばれる県道533号が駅前を走行。近年、新潟市により駅前広場の拡張工事と共に、駅前通りの横に市道も増設し、駅前通りと市道を合わせたロータリー状の走路が出来たため、車での乗り入れが楽になりました。冬にはロータリー広場にイルミネーションも飾られ、冬の岩室駅を明るく照らしています。
現在、岩室駅は完全無人化されており、簡易Suica改札機や自動券売機が設置されています。駅前には新潟交通観光バスが運行する「岩室駅前」バス停があり、岩室温泉を経由し、岩室地区の海岸部にある間瀬地域へと向かう「間瀬線」が発着。タクシー乗り場もあり、常にタクシーが止まっているので便利です。また、線路下には地下歩道も建設され、便利な駅になりました。
1面1線のホームには、越後線の吉田・柏崎方面行き上り列車と、新潟方面行きの下り列車が停車。2006年からICカード「Suica」の供用も開始し、新潟都市圏全体で使えるようになっています。1日あたりの平均乗車人員は、1981年862人、2000年度618人、2005年度597人です。(新潟市統計書より)
駅の周辺は市街地で、郵便局や小中学校、お菓子の工場等が点在。車で10分程行くと、多宝山の東側にある「岩室温泉」に着きます。この温泉街は昔、「霊雁の湯」と呼ばれ、弥彦神社参拝客の宿場として栄えた場所です。泉質も良く、1963年には弥彦温泉と共に国民保養温泉地に指定されています。今でも旅館や飲み屋等が並んでおり、シニア世代もゆっくりできる場所です。
近年、駅エリアにはケアハウスやグループホームといったシニア向けの住まいも誕生。どの施設もバリフリーで快適です。場所によっては施設内に図書コーナーも。
ちなみに岩室駅から越後線に乗れば、「新潟駅」まで50分程。乗り換えもないのがメリットです。岩室駅エリアは基本的に静かな住宅地。少し足を伸ばせば温泉も楽しめます。介護施設への入居を検討中の方は、是非岩室駅エリアにあるシニア向けの住まいにも、足を運んでみてください。