三歳児にちなんだ広告やCMの題材によく選ばれる駅

もっとも駅の近辺は観光地といった雰囲気ではありません。駅の周囲は、昔から宅地として利用されてきた土地が大半を占めているほか、文教施設がけっこう建てられているといった特徴があります。
もうひとつの大きな特徴は、緑に包まれた土地がいまだに多く保存されていることでしょうか。「北部スポーツレクリエーションパーク」の周囲をはじめ、散歩に適した場所はたくさんあります。また、国立東長野病院に近いことは高齢者にはプラスでしょう。三才駅に降りてから利用できる路線バスは、長電バスと市営のコミュニティバスの2系統です。
三才駅は現在、しなの鉄道の北しなの線とJRの飯山線に属する駅となっています。飯山線には、隣接する豊野駅を経由地として乗り入れすることになります。この豊野駅から4区間先へ行くと、妙高高原駅に到着します。この終着駅には、えちごトキめき鉄道の妙高はねうまラインへの乗り継ぎ場所という特徴があります。
反対方向については、2区間先の長野駅を中継地として各線に乗り継ぐことになるでしょう。信越本線および北陸新幹線、それから長野電鉄の長野線への乗り継ぎを選択できます。
三才駅の利用率は、ゆっくりと低下しています。今世紀に入ってからの15年間で、1日ごとの乗客数を計算すると2002年に1800人未満に、その2年後に1700人未満に落ちていたことがわかります。2000年代後半からは1400~1600人の間で推移しており、横ばいに転じたという見方も可能ですが。
三才駅の近隣で介護施設を探すなら、駅から徒歩で通いやすい場所にはあまり執着しないほうが賢明でしょう。施設を見つけやすくなるのは、おそらく駅から2キロ以上離れたあたりからです。特に施設が多そうなのは駅から4~5キロ程度遠ざかったあたりでしょうか。
介護事業界は、グループホームや住宅型有料老人ホームを中心に増やしているようですが、前者については認知症を発症している高齢者の場合なら渡りに船でしょう。料金体系は、全体を通じてかなり安価ですから予算が少ない世帯にもチャンスはあります。