南牟婁郡紀宝町はウミガメの産卵地として有名な自然溢れる町

南牟婁郡紀宝町は、三重県のもっとも南にある町で、2023年の人口は1万436人、高齢化率は37.2%です。
人口は年々微減していますが、隣接する和歌山県新宮市のベッドタウンとして栄えている町です。
三重県・奈良県・和歌山県にまたがっている世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」のうち、御船島・熊野川・七里御浜が紀宝町にあります。
御船島は熊野川の河口付近にある島で、新宮市の熊野速玉大社の例大祭に合わせ、御船祭が行われます。
熊野川は、奈良県の天川村を起点に和歌山県の新宮市で熊野灘に注ぐ一級河川として全国的に知られた川。
七里御浜は吉野熊野国立公園の一部で、アオウミガメの産卵地ともなっている貴重な砂浜です。
ちなみに町内には、ウミガメの泳ぐ姿も見られるウミガメ公園もあります。
さらには、熊野西国三十三箇所霊場のうち、6つの寺が紀宝町にあるほか、岩窟がご神体となっている神内神社、ミカドアゲハという蝶の繁殖地となっている烏止野神社など、魅力的な神社仏閣も多数。
交通関係では、町東部の海岸線に沿ってJR紀勢本線が走行。
町内には紀伊井田駅と鵜殿駅が設置されています。
熊野川を挟んで1kmほど先には新宮市の「新宮駅」も。
路線バスは、三重交通バスのほか、紀宝町町民バスも運行されています。
スーパーなどの商業施設は、町南東部に集中しており、役場も南東部にあります。
隣接する新宮市には大型商業施設も含め、商業施設が多い為、買物に出かける人も多いようです。
医療機関としては、個人クリニックが多く、総合病院は隣の御浜町にあります。
また、町内には道の駅「紀宝町ウミガメ公園」があり、地元の新鮮な物産品を購入することができます。
特産品は釜揚げしらすや紀宝梅、なめこ、みかんや紀和牛等です。
近年、サービス付き高齢者向け住宅やグループホームといったシニア向けの施設も誕生。
サービス付き高齢者向け住宅はバス・トイレ・キッチンのほか、収納も完備されており、月6万円代からと月額利用料もリーズナブル。
海岸にも近くロケーション抜群の施設もできています。
一方、グループホームはまだ数も少なめですが、毎日のレクリエーションで楽しい時間を過ごすことができるでしょう。
認知症の方でも安心して生活できる環境が整えられています。
シニア向けの住居をお探しの方は、紀宝町の有料老人ホームなどを検討してみてはいかがでしょうか。