「通潤用水と白糸台地の棚田景観」を筆頭に、名勝の宝庫です

山都町は、熊本県の東端に位置する自治体のひとつ。
南端で八代市と隣接しているほか、同じ上益城郡に属する御船町や阿蘇郡の南阿蘇村・西原村・高森町、下益城郡の美里町、と隣接しています。
宮崎県との境界線の向こうに広がるのは、西臼杵の五ヶ瀬町と東臼杵郡の椎葉村です。
山都町は、2005年に旧矢部町・清和村と阿蘇郡の旧蘇陽町が合併して発足しました。
町域の大半が山間部に含まれており、市街地や農地などは山々の合間に細長く延びるように発達しているのが特徴です。
山都町の象徴的な名所となっているのが、通潤橋。
国から重要文化的景観の指定を受けています。
もともとこの地域は、江戸時代の時点で石工の技術が高水準に達していました。
そのため、金内橋や聖橋など数世紀にわたって使われている実用性と美しさに富んだ石橋がいくつも残っています。
山都町は景色に優れた場所が多く、矢部四十八滝はその最たる例でしょう。
鵜の子滝・五老ヶ滝・聖ヶ滝などはしばしば写真が撮られてきました。
これらの滝の美しさは、江戸時代に制作された肥後藩内の名所の姿を伝える「領内名勝図巻」が描かれるきっかけになったと伝えられています。
町内のあちこちに観光施設が存在する山都町ですが、その中でも特に規模が大きいのが南阿蘇に位置する「そよ風パーク」。
さまざまな設備が用意されており、その中には温泉などご高齢の方でもじゅうぶんにお楽しみいただける設備も用意されています。
山都町から遠方の地にお出かけをご希望のときは、鉄道は走っていないため、バスやタクシーをお使いになるとよいでしょう。
高速バスや特急バスについては、西鉄バスグループや九州産交バス、宮崎交通などのサービスをご利用いただけます。
熊本市方面や福岡市方面に向かう路線が用意されています。
一般の路線バスに関しては、宮崎交通のほか熊本バスや麻生交通の路線を、また町営のコミュニティバスなどをご利用可能です。
山都町の人口は、数十年前から減少傾向にあります。
2023年の調査結果を振り返ると、1万3,623人という結果が出ています。
同年の高齢化率に関しては、50.5%というデータが発表されました。
現在の山都町で介護施設へのご入居をご検討中の場合は、グループホーム・介護療養型医療施設・特別養護老人ホーム・介護老人保健施設といった公的な施設に加えて、サービス付き高齢者向け住宅のような民間の施設を発見していただけます。
医師の診察が必要なときは、山都町包括医療センターそよう病院などの施設がおすすめです。