近年はゴルフのような娯楽・観光産業が盛り上がっています

熊本県の最南端に位置する自治体のひとつが、錦町です。
西端で人吉市と隣接しているほか、東端から北端にかけて同じ球磨郡に属するあさぎり町・相良村に囲まれています。
南端は宮崎県との境界線です。
県境を挟んで向かい合っているのは、えびの市です。
広大な人吉盆地の内部に、町の北部がほぼすっぽりと収まっているのが地形上の最大の特徴でしょう。
その一方南側は、九州山地に連なる一帯で人の手があまり入っていない土地がふんだんに残されています。
南部では主に、桃や梨といった果樹園が目立ちます。
このほか農業では、球磨川の流域を中心に稲作が奨励されてきました。
錦町では、町の花としてツクシイバラを大切にしてきました。
この花は九州独特の種類で、近年は減少しています。
今世紀の初めに、絶滅危惧種の指定を受けたほど。
そこで町ではこの花の保護に取り組んでいます。
大平峡谷は、夏の間に人気がある観光資源です。
滝を流れ落ちる清浄な水や澄んだ空気が最大の見ものでしょう。
避暑地としてのご利用もおすすめ。
「新くまもと百景」に選出されており、美しさでは県内のよその観光地にまったくひけを取りません。
新宮寺は、六種類の観音像のような希少価値の高い文化財を見物いただける寺院です。
そしてこの寺のもうひとつの見どころとして、境内の樹木が秋になるといっせいに色づくため、見事な紅葉をご覧いただけます。
夜になると照明が灯されて、幻想的な風景をお楽しみいただけます。
錦町で鉄道のご利用が必要となったときは、くま川鉄道の湯前線をお使いになるとよいでしょう。
町内に駅は、現在3ヵ所設置されています。
路線バスについては、産交バスのサービスをご利用可能です。
幹線道路については、国道219号線や県道33号線・43号線・265号線あたりにお乗り入れいただけます。
錦町の人口は、今からおよそ40年前から微増をはじめました。
その傾向がとまったのはおよそ20年前のことです。
その後は微減が続いている状態です。
2023年の調査によると1万282人という結果になっています。
高齢化率に関しては同年に34.0%というデータが公開されました。
錦町でこれから、終の棲家となる介護施設をお求めになるならサービス付き高齢者向け住宅のような種類が見つかりやすいでしょう。
公的な施設であれば、特別養護老人ホームや介護老人保健施設にご入居できる可能性もじゅうぶんにあります。
そして認知症の疑いがおありの場合はグループホームがおすすめです。