開発が進む地域と、宅地が多い地域の分かれ目にある停留場
坪井川に架けられた橋に面した場所に設営されている、二本木口停留場。この橋とJR線の間は、主に熊本市の再開発プロジェクトで整備された建物が立ち並ぶエリアとなっています。熊本合同庁舎や「グランドパレス熊本」、「東横イン熊本駅前」などがそのよい例でしょう。坪井川の向こう側にも、熊本朝日放送の本社ビルをはじめ大企業の事業用地などが少し存在しますが、一般的な集合住宅や小型の商業施設などが比較上多くなります。二本木口停留場の最寄りのバス乗り場には、九州産交バスおよび熊本都市バスが乗り入れます。ただし、隣接する熊本駅前停留場やJRの熊本駅の最寄りの乗り場のほうが、系統や本数が大幅に増えます。熊本バス・島鉄バス・電鉄バス・ロイヤルバスが手掛ける路線を使用するチャンスも発生するはずです。
二本木口停留場は、熊本市電の田崎線に所属する停留場です。ほとんどの乗客は、隣接する熊本駅前停留場で降りることになるでしょう。乗り換え先については、同じ熊本市電が運営する幹線を選ぶか、JR線を選ぶかの2通りに大別できます。前者を選んだときは、市内の西区から中央区の各地をゆっくりと移動できます。
後者を選んだときは、鹿児島本線ないし豊肥本線のいずれかに乗車することになるでしょう。鹿児島本線は、よく知られているように九州各地を目指すことが可能です。豊肥本線であれば、熊本県内から大分県内にかけての移動が可能となります。
二本木口停留場の近辺で介護施設に暮らしたいなら、まずは停留場から3キロくらい離れたあたりまでを、調査のターゲットにしてみるとよいでしょう。もちろん、大きなビルなどが建設されているあたりは除外する必要がありますが、意外と宅地がJR熊本駅の近くまで迫っているエリアです。
一例にすぎないものの「2キロくらいの場所に数軒程度を立て続けに見つけた」といった体験談が最近はよく聞こえてきます。うまくいかなければ、少しずつ探す範囲を拡大していくことになりますが、バスやタクシーを積極的に使うようにすれば、その点はあまりネックにならないはずです。
施設の種別については、住宅型有料老人ホームがやや多いでしょうか。そのほかは、介護付き有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などがまばらに見つかることが多い模様です。入居費用に関しては、JRの熊本駅というとても大きな駅の近くであることを考慮すると、全体的にかなり安いといえます。





























