熊本全体のハブ駅。駅とその周囲はますます発展します
現在、新しい駅ビルの工事が進められている熊本駅。その完成は、東京オリンピックが終わってからになると予定されており、壮大なプランによるもの。このほかにも駅前広場のリニューアル工事や、周辺の線路の高架化工事が別途進行されており、県庁所在地にふさわしいハブ駅として着々と発展を遂げています。「くまもと森都心プラザ」をはじめ、ペデストリアンデッキで一体化した施設が駅を取り囲むように並んでおり、駅前で受けられるサービスの多さや質は申し分ないでしょう。もっとも、駅から放射状にひたすら繁華街やオフィス街が続いていくわけではありません。平穏な住宅地や緑豊かなエリアなどとそれほど離れているわけではありません。特に、北岡自然公園については駅からあまり離れていない上に広大な土地を確保しており、近隣の市民にとって欠かせない憩いのスペースとなっています。熊本駅から近い場所にある幹線道路といえば、おそらく県道22号線や28号線でしょう。バスについては九州産交バスの路線が多いですが、島鉄バスのツアーバスが多少乗り入れる停留所もあります。熊本駅は、JRの鹿児島本線内でみるとすぐ隣にある上熊本駅が主な乗り換え場所だとわかります。この隣駅では熊本電気鉄道の菊池線や熊本市電の上熊本線に乗り換えできます。豊肥本線内では発着駅という立場にありますが、3区間先に熊本市電の水前寺線の乗り移れる新水前寺駅があります。このほか、九州新幹線に乗車して博多駅から鹿児島中央駅までを一直線に移動することが可能です。熊本駅の利用率は、1990年代から2000年代にかけて徐々に低下していました。2000年代後半の1日あたりの乗降客数は20000~22000人の間で推移していましたが、駅とその周辺の開発などの影響から2010年代に入ると再浮上します。2014年には、27000人を超えるほどの伸びを記録しました。熊本駅の近隣は、評判のよい介護施設が各方面に見受けられます。ただし駅からとても近い範囲に建てられている事例はかなり少ないでしょう。2キロくらい離れたあたりから先が、入居可能な施設が多くなると思われます。施設の区分については、住宅型有料老人ホームが圧倒的に多くなりますがサービス付き高齢者向け住宅や介護付き有料老人ホームに出会うチャンスも多少はあるはずです。料金体系に関しては、10万円台がおそらく平均的な月々の負担額となるでしょう(入居一時金については施設間の格差が激しくなりますが)。























