駅の誕生後、年々利用客集めに成功しています

2011年に発足したばかりで、無人で運営されています。人生最後の住まいを構えるにあたっては、熊本市南区役所や地域を代表する病院に近接している点などが目立つ取り柄となるでしょう。
また交通上の要所に近いという一面を持ち合わせています。国道3号線や県道797号線がすぐ近くを走り抜けているため、ドライブ事情はとても良好です。そしてどちらの車道にも、沿道にバス乗り場が設置されているという共通点があります。九州産交バスの路線がほとんどですが、熊本バスが運営する路線が一部で安定した需要を獲得しています。
富合駅は、鹿児島本線の中では三角線に簡単に乗り継げる位置にある点が強みとなっています。三角線は隣接する宇土駅で接続しています。この宇土駅から5~6区間進むと新矢代駅と矢代駅が出現します。前者では九州新幹線に、後者ではえびの高原線と肥薩おれんじ鉄道線への乗り継ぎができるという利点があります。
反対方面については、旅客駅のみで数えると熊本駅と2区間しか離れていない点がメリットとなっています。熊本駅では九州新幹線と豊肥本線に、そして熊本市電の幹線や田崎線への乗り換えができる点が特色でしょう。その隣にある上熊本駅では熊本電気鉄道の菊池線と熊本市電の上熊本線へ乗り移ることが可能です。
富合駅の利用率は、創設以来どんどん上がっています。ただし1日ごとの乗客数で考えると、数百人単位での推移となるため注意してデータを読む必要があります。それでも2010年から3年で2.5倍を超える増加となっています。
富合駅の周囲で介護施設を探すと、施設の密度が全体的に高くないことがじきにわかってくるでしょう。施設を探す範囲が狭い場合は、すでに定員に達している施設を除外すると選択肢が著しく減ってしまうことがあります。最初から、5キロくらいの範囲で探すようにしたほうが建設的ではないかという意見がよく出てくるのは、そうした事情があるためでしょう。
施設のタイプについては、住宅型有料老人ホームがいちばん多いでしょう。グループホームや介護付き有料老人ホームはそれに比べると見つけにくい可能性があります。いずれにしても、料金面では相当に安い施設が中心です。