熊本市のすぐ東隣。阿蘇くまもと空港がある町

熊本県の中央部分からやや北寄りの一角を占める、益城町。
西端は熊本市との境界線です。
そのほかの方角は、同じ上益城郡に属する御船町・嘉島町や、菊池郡の大津町・菊陽町と阿蘇郡の西原村に囲まれています。
町内は東側と西側で好対照をなしています。
東側から南側にかけては九州山地に含まれているため、標高が高くて樹木が生い茂る地域が中心的。
その一方北側から西側にかけては、農地や住宅地などに使われてきました。
市街地は、熊本市西区に隣接する地域に集中しています。
西南部は低地が多いため水田が多く残っていますが、北側は台地が多いことから畑地が広がっています。
九州山地に連なる山々の中では、飯田山がいちばん有名でしょう。
この山は熊本百名山に数えられており、8合目に天台宗の常楽寺が建立されています。
益城町は、赤井城や木山城などがかつて建造されてきた町です。
これらの城址を調査しているうちに、新たな古墳が発掘されたことがありましたが、もともと益城町は遺跡がかなり多く見つかる町でした。
鬼の窟古墳・城の本古墳などがその代表例でしょう。
寺社仏閣も数多くつくられてきた歴史があり、飯田山常楽寺・左の目八幡宮・潮井神社などが有名です。
益城町は鉄道が開通してない町ですが、車両による移動が町民の間で定着しており、バスやタクシーなどを快適にお使いいただけます。
路線バスについては、九州産交バスのサービスが便利です。
高速バスの運行は、九州産交バスグループのほか宮崎交通・鹿児島交通・南国交通・南九州観光バスが分担しています。
幹線道路に関しては、九州自動車道や九州中央自動車道に簡単にお乗り入れできます。
そのほか国道443号線や県道36号線が使いやすくておすすめです。
なお益城町は、阿蘇くまもと空港が立地する自治体としてよく知られています。
この町にお住まいになると、空の旅をご希望のときに短時間で出発していただけるという長所があります。
益城町は熊本市のすぐそばにあるため、数十年前からベッドタウンに選ばれてきました。
今世紀に入ると人口の成長は止まりましたが、2010年代に入ると再度増加がはじまっています。
2023年の調査では3万3,718人という結果が発表されました。
高齢化率については、29.9%を記録しました。
現在の益城町内で介護施設をお探しになる場合は、特別養護老人ホーム・グループホームが見つかりやすい状況です。
それ以外では介護老人保健施設とサービス付き高齢者向け住宅にめぐり会える機会があるでしょう。