パノラマ
商店街の入り口や、仮設されたバスターミナルが目立ちます
1981年の開館以来、「産文会館」の通称で親しまれてきた熊本市産業文化会館。老朽化などの理由から2009年に閉館し、2015年からは跡地の再活用がスタートしています。この大人気施設の最寄りの交通インフラとして、辛島町停留場は「産文会館前」という副名称で長い間知られていました。辛島町停留場の周囲は、この施設の閉館後も人の往来が激減することはありませんでした。もともと市内でも指折りの買い物場所として名高い、「サンロード新市街」の一端と近いため、買い物などの日常的に発生する用件の大半を、まとめて済ませることが可能です。またこの商店街は、「下通商店街」と接続しているため県下でも有数の繁華街へアクセスしやすいというメリットを持っています。
辛島町停留場の近くに暮らすときのもうひとつのアドヴァンテージは、バスの乗りやすさでしょう。2015年の9月まで、「熊本交通センター」と近接していたため、産交バスグループ・熊本バス・熊本都市バス・熊本電気鉄道などの路線を楽に利用できました。現在は、辛島公園の目の前にある交差点から数百メートル離れた熊本市民会館前の交差点までの区間を、仮のバスターミナルとして使用しています。
辛島町停留場は、熊本市電の幹線と上熊本線の2路線が交差する停留場です。幹線については、熊本駅前停留場と水道町停留場が、乗り換え場所となります。前者では田崎線およびJRの鹿児島本線・豊肥本線に、後者では水前寺線に乗り換え可能です。上熊本線については、上熊本駅前停留場が唯一の乗り換え場所となっています。この停留場では鹿児島本線と菊池線への乗り継ぎが実現します。
辛島町停留場の近所は、建物などが密集している地帯となっています。しかしその一方で住み心地のよさでは定評があります。そのような立地条件配膳から認められていたため、介護施設はそこそこ建てられてきました。
停留場から数分で行けるような施設に入ることはとても難しいのですが、3キロくらい離れると目にとまる施設の数は急速に増えていきます。5キロくらいの範囲を、じっくりと探せば気に入る施設はおそらく見つかるのではないでしょうか。
住宅型有料老人ホームが見つかりやすいのですが、介護付き有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅を発見するチャンスもあります。入居コストは施設によって大きく変わりますから、希望に合わせて施設を絞り込んでいくことが大切です。
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