滝水駅は大自然の中にある駅。グループホームは家庭的で地域交流あり

滝水駅は、熊本県阿蘇市の波野大字滝水に位置するJR九州「豊肥本線」の駅。1面1線のホームのある地上駅です。昔は2面2線でしたが1線撤去し、今はその名残の跡が残っています。
1928年に国鉄の駅として開業し、1971年無人化。1987年JR九州が継承しました。1990年集中豪雨により営業休止。翌年の1991年に運行を再開しました。しかし、2012年九州北部豪雨により再び営業休止となり、2013年に再開した…という経緯があります。
開業時から使っている木造駅舎が現役ですが、現在は阿蘇市商工会波野支所(旧 波野村役場)が使っている為、一般の人は入れません。駅舎の一部が独立した待合所になっており、そこにだけ入れるようになっています。
特急「九州横断特急」は通過する駅で、大分方面行きと、阿蘇・宮地方面行きが止まります。停車本数は極めて少なく、1日に普通列車が5往復する程度。運行時間も朝の7時から夜の21時までと短いです。
滝水駅は旧波野村の中心駅で、近隣には郵便局もあります。駅前には熊本県道41号「高森波野線」が走行。国道57号も駅の北を走っていますが、滝水駅からはかなり離れています。
ちなみに宮地方面行きに乗れば、2駅先が「宮地駅」で、駅の周辺は病院も多く、商業施設も揃っており、足を伸ばすと便利です。更には、宮地駅から乗り換えれば豊後大津駅方面に行けていましたが、2016年熊本地震災害以降、宮地駅の西隣である阿蘇駅以西から豊後大津駅までは休止しています。復興すれば、また行き来がしやすくなるので、1日も早い復興を祈るばかりです。
駅エリアには民家も余り無く、大変静かな場所。駅エリアには、シニア向けの住まいも徐々にできています。グループホームは家庭的で、地域の人々との交流なども楽しめるのが魅力。認知症ケアも充実しており、認知症の度合いが重い方も、楽しく過ごせる環境が整っているので安心です。また、24時間体制の見守りや、買物代行・通院介助といったサポートを受けられる施設があるのも大きなメリットだと思います。
滝水駅周辺は緑豊かな場所。萩岳などの山々もそびえるエリアです。萩野高原などで思いっきり自然を満喫するのも良いです。「大自然の中で、ゆったりとしたシニアライフを送りたい」と思っていらっしゃる方は、滝水駅周辺の施設を探してみましょう。