海岸付近に住まう特権を思う存分享受できます

最近の観光客の主な目当ては、「津久井浜海水浴場」と「津久井浜観光農園」に絞られています。このような土地柄は、高齢者にとってもいろいろなメリットとなっています。気候や日当たりといったポイントで見るなら、とても高いレベルを期待できるでしょう。観光シーズンになると騒がしくなることはありますが、普段は基本的にうるさくなることはほとんどありません。
最近は駅前に乗り入れているバスはありませんが、線路と並行するように国道134号線が延びており、タクシーやマイカーで運んでもらって遠くを目指すときはなかなか快適でしょう。
津久井浜駅は、久里浜線の中では依然として終点寄りですが、もともと短めの路線のため発着駅の方面に行きたいときにあまり時間がかかりません。発着駅となっている堀ノ内駅まで行けば、京急本線に乗り換えることができます(直通運転も実施されています)。その手前、3区間先には京急久里浜駅があります。この駅ではJRの横須賀線への乗り換えが可能となります。
津久井浜駅の利用率は、観光シーズンとそれ以外の時期とで格差が生じる傾向があります。その点は念頭に置いて考える必要がありますが、近年は全体として利用率が低下しています。1日あたりの乗降客数を計算すると、1990年代と2000年代でははっきりとした差を感じ取れるはずです。もっともこの10年くらいに限るなら、大した変化は見られません。6300~6600人の間で、小規模な変化を繰り返してきた程度です。
津久井浜駅の近所には、介護施設などが多いという雰囲気はありません。複雑な事情が絡んでいるのですが、介護施設を手に入れたいなら駅から5~10キロ離れたところまで含めて、施設を探す作業を行ったほうが正解です。
駅からは距離があるとはいえ、それを補えるような特典があることは、この場にきちんと書いておいたほうがよいでしょう。建物・部屋の開放感や見晴らしの見事さなどは別格です。晴れている日には、この場所からは遠い富士山などもくっきりと浮かび上がってくるほどです。施設のタイプについては介護付き有料老人ホームが中心で、そのほかはサービス付き高齢者向け住宅などで占められているようです。