駅から少し離れたあたりが、介護施設の宝庫になっています

駅の周囲は平凡な市街地ですが、街並み全体が美しく整備されており、見晴らしがよくて雑然とした印象はほとんどありません。発達した商業地区などはありませんが、県道102号線などをはじめ大型の道路沿いを中心に、各地に全国的な商業施設のチェーン店などが出店し、住民の日々の生活に必要な物資やサービスを供給しています。バスについては、駅の発足とほぼ同時に東急バスが路線の改変を行い、北山田駅からストレスなく近隣に移動できるように取り計らっています。
北山田駅は、グリーンラインの中ではほぼ中間に位置する駅。すぐ隣にセンター北駅・センター南駅が並んでいますが、これらの駅は市内有数のニュータウンの最寄り駅です。そのため、ブルーラインの駅が併設されており、1区間我慢するだけであっさりとブルーラインに乗り換えできるというメリットがあります。
この2駅を除外すると、発着駅の中山駅と終着駅の日吉駅しか乗り換え可能な駅はありません。しかし中山駅ではJRの横浜線に、日吉駅では東急東横線および目黒線との乗り換えができるため、想像以上に行動範囲は広いものとなるでしょう。
北山田駅の利用率は、安定した乗客層を獲得していることも手伝って、上昇が開業以来続いています。1日平均の乗降客数は、2010年に20000人を、そして2013年に25000人を突破しました。もっとも、前年と比べてわずかな増加にしか至らなかった年もあり、今後どうなっていくかは一概に語れません。
北山田駅に近い介護施設を探す場合は、駅から目と鼻の先の範囲などにはまりこだわらないほうがよいでしょう。施設が比較的多いのは、1キロを過ぎたあたりからです。1.5キロくらい離れたらだいぶ見つけられる施設数は多めになるでしょう。状況が許すようであれば、2.5キロくらい離れた範囲まで視野に入れることをおすすめします。
施設のタイプはグループホームと介護付き有料老人ホームが主力となっており、そのほかに住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅が点在しています。グループホームは基本的にあまり入居コストがかかりませんから、認知症の場合には推薦できます。介護付き有料老人ホームは入居一時金か月額使用料どちらかの金額が高めになることが普通です。