「横浜都心」のそばで、エネルギッシュな余生を送れます

もっとも横浜市の中心部に位置する事実に変わりはなく、駅の周囲はみなとみらい地区として高層ビルなどが立ち並び、無数の企業や公的機関が拠点を置いています。桜木町駅構内の発展の目覚ましさは横浜駅と変わらない水準で維持されており、過去10年を振り返っても新規のエレベーターの導入やWi-Fiを用いた無線LANサービスの開始など意欲的な取り組みが途絶えていないことがわかります。
2014年にオープンしたばかりの駅ビル「CIAL桜木町」は、メジャーな商業店の入居や設備の優秀さだけではなく、ノスタルジックな横浜の歴史観をたたえたユニークなデザインが大評判となりました。特に用件がないときでも、中や外を歩き回るだけでじゅうぶんに楽しめる場所となっています。
バスターミナルは、駅の東側に集中しています。簡易的な乗り場については、近くを走る国道16号線および県道218号線沿いで使用できます。横浜市営バスの路線が大半を占めていますが、韓川中央交通・相鉄バス・フジエクスプレスをはじめ民間の事業者が担当している路線も各方面にあります。
JR線の根岸線から乗車する場合、隣の横浜駅が必然的に最大の乗り換え場所となります。ただし終着駅である大船駅まで行けば、JR線のほかに湘南モノレールの江の島線を利用できます。横浜市営地下鉄のブルーラインから乗車するときも横浜駅が目立つハブ駅ですが、それを除くと発着駅の湘南台駅(小田急江ノ島線・相鉄いずみ野線に接続)や終着駅のあざみ野駅(東急田園都市線に接続)が目立つかもしれません。
近年の桜木町駅の利用率に激しい変化はありません。1日平均の乗客数は、JR側では60000人台を維持しています。ただし市営地下鉄側については数百人単位で増えつつある様子です。
桜木町駅の周囲は住宅地という趣ではありません。介護施設もある程度距離を置いた位置に建てられています。しかしバスやタクシーなどを使えば不便ではありませんし、設備が新しくて手入れが行き届いた施設が軒を連ねています。
余分なスペースがないエリアというイメージを持たれることがあるものの、意外なほど広々としたガーデンなどを備えているところが散見される点もユニーク。特に介護付き有料老人ホームとグループホーム、次いでサービス付き高齢者向け住宅の数は豊かですし、持ち味もバラバラで見に行くだけでも面白いでしょう。