今後も重要性が増していく湘南台駅周辺にはサ高住が増加中

過去半世紀を通して開発が続けられてきましたが、バスの運行サービスがしっかりと整備されてきたことはその最たる例でしょう。神奈川中央交通が管理する路線が周囲に張り巡らされているため、目立った場所への移動はバスで大部分が間に合うようになっています(路線によっては、一部の学生しか使えない種類がありますが)。
この駅で利用できる路線は3本ありますが、鉄道会社はバラバラです。小田急江ノ島線に乗る場合は、藤沢駅(東海道線・湘南新宿ライン・江ノ島電鉄線へ接続)や大和駅(相模本線へ接続)が近くて主要な駅となります。相模鉄道いずみ野線の場合はこの駅が終着駅ですが、発着駅の二俣川駅まで行けば、本線に乗り換え可能です。
そして横浜市営地下鉄ブルーラインがあります。この駅は1号線の発着駅となっており、合わせて30以上の駅を目指せます。近くにある駅で有力な駅といえば戸塚駅でしょう(横須賀線・東海道線・湘南新宿ラインに乗り継ぎができます)。
湘南台駅の利用率は毎年かなりのペースで上がっています。1日平均の乗降客数は、2003年の段階では3路線合わせても13万人を軽く超える程度でした。しかし2013年には16万員を上回るほどに伸びており、まだこの駅の重要性は増していくものと思われます。
この駅がある藤沢市は、高齢化対策が徐々に進められているところです。特別養護老人ホームや老人保健施設は湘南台駅界隈でも高い人気を博していますが、すべての希望者を収容できる段階にはまだ至っていません。要介護度の高い高齢者を抱える世帯には、その他の施設の入居もぜひおすすめしたいところです。サービス付き高齢者向け住宅が市内で増えていますが、これらに入居すると月額のコストは、特別養護老人ホームなどとあまり差がつかない可能性があります。
そしてグループホームも徐々にではありますが増えています。認知症に造詣が深いスタッフが常駐しているところばかりですから、症状がみられる場合は検討したほうがよいでしょう。グループホームは費用的にも安上がりになるチャンスがいっぱいです。