介護付き有料老人ホームの進出は、以前から盛んでした

近年は、駅構内の設備の入れ替えなどの進展は相変わらずスピーディーに行われており、依然として存在感のある駅として知られています。駅を降り立つと、見渡す限り住宅地が連なるエリアと、郊外型の商業店が目立ちます。学校や金融機関・行政の出張所といった、団地に必要な施設はひと通りそろっており、「遠出しないと片づけられない用件」などといったものはめったにありません。
1980年代の周囲の急激な人口増加がもたらした恩恵のひとつに、駅前のバスターミナルの設置があります。たくさんの路線が整備されたことはいうまでもありません。現在は10数本の路線を駅前から利用できるようになっています。幹線道路については、国道246号線は駅を出てすぐ見つけることができます。
愛甲石田駅は、小田急小田原線に属する駅。乗り換え場所を探したら、2区間先の厚木駅、そしてその隣駅である海老名駅が最大のポイントでしょう。どちらでもJRの相模線に乗りかえられます。そして後者では、相鉄本線に乗り換えることも可能です。反対方向に視線を切り替えると、6区間先に新松田駅があります。ここではJRの御殿場線への乗り継ぎを実行できます。
愛甲石田駅の利用率は、たまには微減に終わる年があるものの、全体的にはまだ上昇がストップしていません。ただしこの20年くらいは結果としてほとんど変わっていないという見方が成り立ってしまいますが。それでも2013年には、史上初めて1日平均の乗降客数が50000人の大台に乗ったところです。
愛甲石田駅の近辺は、かつてベッドタウンとして切り開かれた土地の宿命である、住民の高齢化という問題を背負っているエリアです。老人ホームなどは少しずつ増えている印象ですが、まだじゅうぶんだとはいえません(介護業界は手をこまねいているわけではなく、急いではいるのですが)。
それでも介護付き有料老人ホームなどはかなり多く建てられています。駅から4~5キロ離れたところを検索範囲に含めることが、適性の高い施設を探し出すコツといえるでしょう。そして現在は、サービス付き高齢者向け住宅や住宅型有料老人ホームの進出にだいぶ弾みがついています。