味わい深い鹿児島茶や知覧茶の畑が広がっています

南九州市は鹿児島県の南西部にある都市です。
薩摩半島の南端に位置し、鹿児島市・枕崎市・指宿市・南さつま市に取り囲まれています。
市として発足したのは2007年と、まだ新しい都市です。
その翌年に市を象徴する樹木に、桜と茶を選びました。
実は南九州市は、茶の生産量で日本一を誇る自治体です。
枕崎市や指宿市にまたがる南薩台地は、鹿児島茶・知覧茶などの畑地やさまざまな野菜が栽培される農地として活用されています。
もともと市内は緑に包まれた丘陵地や山地が多く、市街地は主として、南部の南シナ海に面した沿岸地域につくられてきました。
南九州市を代表する観光資源に、清水岩屋公園があります。
疏水百選・水の郷百選・名水百選などに選出されており、水資源の豊かさや景観の素晴らしさでは以前から高い評価を受けてきました。
金閣寺にそっくりな姿で有名な「桜の屋形」が池のほとりに建てられています。
南九州市内には、薩摩の小京都と呼ばれる知覧町があります。
この地域では、かつての薩摩藩の時代につくられた武家屋敷の街並みをご覧いただける大通りが大切に保存されてきました。
地区全体が、国からの重要伝統的建造物群保存地区の指定を受けているほか、日本の道100選に選出されたこともあるほど有名な史跡です。
南九州市内で鉄道を用いた旅行をお考えになる場合は、JRの指宿枕崎線の路線をご利用できます。
現在は、駅が計8ヶ所設置されています。
路線バスに関しては、鹿児島交通のサービスがご利用可能です。
鹿児島交通は、市営のコミュニティバスの運行も担当しています。
市内を代表する幹線道路に、南薩縦貫道があります。
インターチェンジが数ヶ所設置されているため、お乗り入れは難しくありません。
このほか、指宿スカイラインのインターチェンジを3ヶ所ご利用可能です。
南九州市の人口は、減少傾向が続いています。
2023年の集計によると、人口3万2,745人、高齢者人口1万3,530人でした。
同年の高齢化率に関しては41.3%という計算結果が発表されました。
公営の施設では、介護療養型医療施設や介護老人保健施設を発見できる機会があります。
そして民営の施設では、住宅型有料老人ホームが少しずつ数を増やしているところです。
見学や体験入居を通して、各施設をよくお確かめいただくことをおすすめします。