能登国の歴史を語る上で、外せない地域。名所がたくさんあります

石川県の中央部分から、やや北寄りに位置する羽咋市。
羽咋郡に属する宝達志水町と志賀町に南北から挟まれているほか、鹿島郡の中能登町と隣接しています。
東側に延びる富山県との境界線を挟んで向かい合っているのは、氷見市です。
西側は日本海に面した海岸線が伸びています。
千里浜は現在、数キロにおよぶ長大なドライブウェイが敷かれています。
日本では珍しく、車にお乗りになったまま波打ち際を疾走していただけるのが特長。
美しい砂浜は、夏休みの時期になると海水浴客でごった返します。
女性の間で人気が高い名所に、気多大社があります。
縁結びの神社として有名で、雑誌などにも取り上げられたことがあるほど。
国から重要文化財の指定を受けた本殿などをご見物いただけます。
12月に開かれる鵜祭りは、能楽の楽曲になっており古くから有名な祭事でした。
これは鵜の動きを用いて来年度の作物が豊作になるかどうかを占うというもので、重要無形民俗文化財の指定を受けて保護されています。
羽咋神社は、日本三大辻のひとつに数えられる式内社。
創建された時期は定かではありません。
境内に古墳が残されていることから、相当に古い時期から神聖な場所として尊重されたことは間違いないでしょう。
700年以上前に建立された妙成寺は、10種類以上の重要文化財をご覧いただける名跡です。
毎年5月に行われる五重塔まつりは、奴行列や献茶をはじめ独特の催しが開かれるため、羽咋市にお住まいになるならぜひ一度ご見物いただきたいものです。
羽咋市で鉄道をご利用になりたいときは、JRの七尾線をお使いいただくとよいでしょう。
路線バスについては、北陸鉄道グループのサービスか市営のコミュニティバスをご利用できます。
幹線道路に関しては、のと里山海道にお乗り入れできるインターチェンジが現在、市内に2ヵ所設立されていて便利です。
そのほか国道159号線や415号線がよく使用されています。
羽咋市の人口は、30年ほど昔から減少傾向に入りました。
2023年の段階で、2万166人という調査結果が発表されています。
高齢化率に関しては同年の集計で40.6%を記録したことが明らかになっています。