標津郡中標津町は乳製品が美味しい。病院や商業施設も充実

標津郡中標津町は、北海道の東部に位置する町。
根室振興局管内にあり、標津郡標津町、野付郡別海町、川上郡標茶町、弟子屈町、斜里郡清里町に隣接します。
1946年標津村から分村し、「中標津村」が成立。
1950年町に昇格して「中標津町」に。
1955年野付郡の別海町の一部を編入し、現在の町域となりました。
根室振興局管内では、根室市に次いで人口が多く、国勢調査によると、発足した1946年から2010年まで人口が増加していました。
2023年の調査によると、人口2万2,729人となっています。
街の南部には根釧台地、北には知床半島から続く山岳地帯が広がっています。
標津岳、武佐岳、サマッケヌプリ山などの山や、川が多く、自然豊かな街で、農業が活発。
ジャガイモ、テンサイ、デントコーンなどが良く獲れます。
乳牛を主とした酪農も盛んで、雪印メグミルクなどの工場もあり、チーズなども生産されています。
牛乳やミルク酒、ゴーダチーズ等の乳製品等、牛乳を原料とする特産品も多いです。
交通機関としては、「中標津空港」があり、毎日新千歳空港から2便ほど、羽田空港から1便ほどが中標津空港まで来ています。
JR北海道「標津線」の本線が計根別駅や開栄駅、中標津駅等から利用可能。
中標津駅からは「標津線」の支線が出ており、協和駅にも止まります。
高速道路は通っていませんが、ミルクロードとも呼ばれる国道272号や国道243号、北海道道8号・13号等が走行。
バスは中標津町交通センターなどを中心に、阿寒バスや根室交通バスなどが運行中で、標茶駅や根室標津駅、中標津空港、厚床駅等に行けます。
商業都市と謳われる程、中心市街地は商売で栄えていました。
今は国道272号等の主要道路沿いに数店、ホームセンターや衣料品店等の入居する大型ショッピングセンターや家電量販店などの大規模店舗が出店しており、沿線が中標津町および周辺町村の買物エリアとなっています。
観光スポットとしては、登録有形文化財である北村家住宅主屋や中標津町郷土館緑ヶ丘分館、330度見渡せる展望台「開陽台」や道立ゆめの森公園、キャンプ場もある中標津町緑ヶ丘森林公園等があり、養老牛温泉や中標津温泉では温泉にゆっくりつかれます。
特筆すべきは病院が充実していることで、町立中標津病院が市立釧路総合病院といった大きな総合病院から。
内科、脳神経外科、眼科、小児科、整形外科等の個人クリニックもあります。
加えて、グループホームや介護療養型医療施設等のシニア向けの施設も緩やかに増えており、特にグループホームは畑仕事やとれたて野菜を使った料理などが皆で楽しめるのでおすすめです。