駅と一体化した施設をはじめ、公営の施設をたくさん使える場所

現在の北広島駅を語る上では、2000年に完成した跨線橋と、「エルフィンパーク交流広場」を無視することはできないでしょう。これらの交流施設は、(自転車の移動まで含めて)駅の東西の交通を活発化させる役割を果たしています。そして広場内のスペースは非常に広大で、さまざまなイベントを開催できる機能を有しています。
この駅舎と一体化した施設を抜きにしても、北広島駅の周囲には市役所をはじめ公共の施設がいっぱいです。市民に広く親しまれているものを数え上げるなら、「芸術文化ホールや「レクリエーションの森」などを持ち出すのが妥当でしょうか。もちろん、民営の商業施設などもたくさん集まっています。
北広島駅は国道274号線の近くに所在する駅です。路線バスに関しては駅前のロータリーから乗り降り可能です。運行元となっているのはJRバスグループおよび北海道中央バスです。
北広島駅は、JRの千歳線の管内にある駅です。現在は「快速エアポート」が停車する駅に指定されており、高速での移動も可能です。2区間進むと新札幌駅に到着しますが、この駅で下車すると札幌市営地下鉄の東西線に乗り継ぎできます。反対方向に目を向けたとき、いちばん近い乗り換え場所となっているのは南千歳駅です。この駅で降りると、石勝線に乗り換えできます。
北広島駅の利用率は、今世紀に入って以来徐々に低下しています。1日あたりの乗降客数を確認すると、2007年まではずっと8300人以上を維持していたことが判明します。しかし2010年に8000人を割り込み、近いうちに7500人以下になる可能性が浮上している段階です。
北広島駅の近くで介護施設に入りたいなら、遠距離をなるべく探すようにしたほうがよいでしょう。といっても、駅から近~中距離圏内に施設が見当たらないわけではありません。駅から2キロ以内で営業している施設もそれなりに多いのですが、競争率が激しかったり、あるいは施設の種類に偏りがあったりと、すんなりと入居が成立するとは限りません。ちなみに今の北広島駅エリアでは、グループホームが特に多く運営されています。認知症の兆しがある高齢者であれば、チャンスは増えることでしょう。