専門的な医療機関が、近所に2軒ある地域です
広島赤十字・原爆病院が設立されたのは太平洋戦争のはじまる少し前のことでした。当初は、軍の強い影響下にある医療機関でした。戦後になると現在の名前に改められ、放射線障害に長年取り組んできました。この全国的に高い知名度を持つ医療施設と隣接しているのが、日赤病院前停留場です。これまでに数回の名称変更を経験しており、現在の名前になったのは実は今世紀に入ってからのことでした。この停留場は、長い間広島大学の巨大な敷地の最寄りの停留場として有名でした。ただし、この東千田キャンパスの大半が東広島市に移転しており、現在ではごく一部の学部などが残っています。また、広島県赤十字血液センターの最寄りの交通インフラという一面を持っています。日赤病院前停留場は、駅前通りに面する形で所在しています。この大通りに沿って歩くと、じきに南大橋にたどり着きます。この橋を使って元安川を渡ると、吉島通りおよび吉島町エリアに到着します。さらに西進すると舟入橋が見えてきます。この橋を使って太田川を渡ると、舟入川口町エリアにぶつかります。ちなみに日赤病院前停留場は、国道2号線や県道243号線に近い位置にあります。最寄りのバス停留所には、広島バスの路線が乗り入れています。日赤病院前停留場は、広島電鉄の宇品線に所属する停留場です。3区間進むと、皆実町六丁目停留場があり、皆実線と接続しています。反対方向に5~7区間進むと、本通停留場および紙屋町西停留場・紙屋町東停留場があります。これらの停留場に共通点は、いずれも広島高速鉄道のアストラムラインへの乗り継ぎができることです。また紙屋町西停留場・紙屋町東停留場については広島電鉄の本線への乗り換えができます。日赤病院前停留場がある場所は、第一印象で「介護施設が豊かな地区」と感じることは難しいかもしれません。実際に、徒歩10~15分程度の時間でアクセスできる施設に入居するチャンスは僅少でしょう。しかし1キロを過ぎたあたりから、だんだんと施設は目にとまるようになります。最初のうちは、停留場から4キロくらいの範囲を目安に、施設探しに打ち込んでみてはいかがでしょうか。施設の種別に関しては、住宅型有料老人ホームが増えています(この種類は今ちょうど「旬」と呼べるくらい、この地区では勢いがあります)。そのほかサービス付き高齢者向け住宅などもよい噂が流れています。











