宇品西公園、広島市郷土資料館の最寄りの停留場です

これまでに何回か名前が変わっており、現在の名前に落ち着いてからすでに半世紀近くの歳月が経過しています。近年の主な出来事を取り上げるなら、折り返しの電車がいったん消えたものの、結局元通りになったことが印象的でしょうか。もともとこの停留所は、隣の宇品三丁目停留所との間に渡り線を設けています。これを利用した折り返し便が、2011年の春にダイヤの改正の影響で復活しています。
宇品二丁目停留所の近辺は、昔から残る市街地の一角です。新しく建てられた集合住宅などは当然見かけますが、数十年来ほとんど変わらない住宅がたくさん並んでおり、初めて訪れた高齢者にとっても、違和感なく溶け込める雰囲気が漂っています。また、県立広島病院や宇品西公園、広島市郷土資料館などに近いことは、この地域に暮らすときのメリットといえます。
宇品二丁目停留場は、広島電鉄宇品線に所属する停留場です。この路線は南区と中区をカバーしており、近隣への移動をストレスなく済ませたいときに役立つことでしょう。3区間先にある皆実町六丁目停留場は、南線への乗り換え場所としてとても高い需要を誇っています。
この停留場を除外すると、乗り換え地点は始点側に集中しています。本通停留場およびその先にある紙屋町西・紙屋町東停留場まで行くと、2系統の乗り換えの可能性が発生します。ひとつ目は、同じ路面電車である広島電鉄の本線です。ふたつ目は、広島高速鉄道のアストラムラインです。
宇品二丁目停留場の近隣で介護施設を探すときは、停留場のすぐそばに限定して探すことはおそらく賢明な策と呼べないでしょう。建物が過密しているエリアですから、介護事業界がゆとりのある施設をつくりたいと願っても、まず候補地の選定に苦労するという事情を抱えているからです。
では最初の段階では、どれくらいの範囲を探すとよいでしょうか。おすすめできるのは、停留場から5キロくらいの範囲でしょう(おそらくは、停留場から3キロ近く離れたあたりからが正念場となるでしょう)。そのくらいの範囲を徹底的にチェックしても満足できないときは、徐々に距離を拡大してみてはいかがでしょうか。路面電車が発達している地区ですから、数キロ遠ざかってもそれほど不便ではありません。