県立病院や広島大学、イオンモールなどがそばに固まっています

県病院前停留場が設立されたのは戦前のことでしたが、終戦から数年後に現在の駅名が採用されています。名前の通り、県立広島病院の最寄りの停留場として市民に親しまれてきました。内科を中心に、多数の科目に対応している総合病院のため、高齢者の受診率は決して低いものではありません。また、この医療機関と隣接している県立広島大学の広島キャンパスの最寄りの停留場というイメージも確立しています。
このほかに停留場の付近で目にとまる施設といえば、イオングループが長年経営している「みゆきプラザ」でしょう。40年以上前からこの地で開業している大型のショッピング施設で、市内に同様の商業施設が登場する原動力になったという意見がときどき出ています。
それから、この公園に隣接する「千田廟公園」は、千田貞暁元広島県知事の功績を称えるモニュメントや、俳人・正岡子規の句碑が建てられていることで有名です。厳粛な雰囲気と同時にどこか安らぎを覚える都市公園として市民に愛されてきました。
県病院前停留場は広島電鉄宇品線の管内にある停留場。2区間進むと、皆実町六丁目停留場に到着します。この停留場では、皆実線への乗り継ぎが可能です。この先には、始点付近までいかないと乗り換え場所はありません。しかし本通停留場や紙屋町西停留場・紙屋町東停留場まで行くと、広島電鉄の本線および広島高速交通のアストラムラインに乗り換えるチャンスが発生します。
県病院前停留場の近辺で介護施設に入りたいなら、ある程度遠ざかる必要がありそうです。停留場のそばは平凡な住宅街で、古くから残る住まいが多くて懐かしさが感じられるという意見が多いのですが、まだ介護施設の進出ははかどっていない様子があります。
特に停留場から徒歩で簡単にアクセスできる範囲で探すことは至難の業となっています。停留場から少なくとも2キロは離れたほうが、施設探しはきっとうまくいくでしょう。発見できる可能性がある施設の種類を数えると、介護付き有料老人ホームまたはサービス付き高齢者向け住宅になります。