福島駅の隣駅。サービス付き高齢者向け住宅を中心に増えています

東日本大震災の勃発によって中断されたままになっているものの、2000年代終わりまでに進められていた、駅構内と一体化した高層ビルの建造プランも残されており、いずれもっと便利な駅として、そして多様なサービスを提供する施設として周囲の住民が足しげく通う場に生まれ変わる可能性を秘めています。
駅の周囲はありふれた市街地となっており、中高層のマンションやビルなどがまばらに点在する形で開けています。福島大学附属小学校の最寄り駅のため、時間帯によっては児童で構内がごった返すことがあります。
曽根田駅は、すぐそばを国道13号線が一直線に通り抜けています。曽根田駅は、福島交通飯坂線の管内にある駅ですが、バスについても一般路線の運営元は同じく福島交通となります。
曽根田駅は、飯坂線内においては発着駅の隣駅という位置にあります。その福島駅では、JRの東北本線や奥羽本線といった県内でとてもメジャーな在来線のほか、東北新幹線や山形新幹線への乗り継ぎが簡単に片付きます。それから、阿武隈急行線が通っていることは、忘れてはならないポイントでしょう。飯坂線にはこのほかの乗り換え場所は目下皆無なのですが、終着駅まで行くと「奥州三名湯」のひとつにしばしば数えられてきた飯坂温泉に入るチャンスが生まれます。
曽根田駅は、小規模な駅で朝と夕方の指定された時間帯を除くと駅員が配置されません。利用率も常時低い水準で推移しています。1日あたりの乗客数は、近年は200~300人程度になる年がほとんどだと推察されています。
曽根田駅の近辺は、福島駅に近いエリアということもあってそれなりの人口を抱えている土地です。少子高齢化の波も以前から着実に押し寄せていますが介護施設の軒数はまだ多いと呼べる量ではないようです。施設探しを今すぐにやりたいときは、駅から1.5キロくらい離れたあたりからはじめたほうが、おそらく探しやすくなるのでしょう。
ただし最初のうちは、あまり駅から遠ざかる必要はありません。せいぜい3キロくらいまでの範囲で探しても、数軒くらいならおそらく発見可能です。施設のタイプは、サービス付き高齢者向け住宅がいちばん多く、その次はグループホームでしょう。介護付き有料老人ホームも徐々に増えつつありますが。