南公園は、桜や照葉樹を楽しめる憩いの場所
「桜坂」といえば、比較的若い世代(20代半ば~50歳くらいまでになるでしょうか)の間では、アーティストの福山雅治さんの大ヒット曲の名前という認識が強いでしょう。桜坂駅が設立されたのは、この楽曲が世に送り出されてから数年後のことでした。しかし福山さんは、このヒット曲がきっかけとなってこの駅の近くを訪れたことがあると述べたことがあるようです。
駅の周辺は手入れの行き届いた市街地です。住宅街に目を向けると、新しく移り住んできた方が多い地域もあれば、昔から住み続けている方も多い地域もあって個性豊かです。駅に面した「桜坂山の手通り」に足を運ぶと、道に沿ってサービスのよい飲食店がたくさん軒を連ねている光景にぶつかります。
駅からまっすぐ南に歩くとすぐに見えてくる公園(その名も「南公園」)は、照葉樹が生い茂るスポットとして、市民全体に広く愛されています。この敷地内には、市営の動植物園があり、この中には桜がたくさん植えられた一角があるため、春になるとお花見で賑わいをみせています。
桜坂駅は、福岡市営地下鉄の七隈線に所属する駅です。管内では乗り換え場所は、終着駅方面に集中しています。3区間進むと薬院駅に到着しますが、この駅はJRの天神大牟田線への乗り換え場所としてよく選ばれています。もっとも天神大牟田線の利用は、終着駅である天神南駅まで行っても行えるのですが。天神南駅ではこのほか、空港線への乗り換えが可能です。なお桜坂駅は国道202号線や県道31号線・557号線の近くに建てられた駅です。
桜坂駅の利用率は、開業以来少しずつ上昇しています。1日平均の乗降客数は、2007年に1200人を超え、その2年後に1300人を超えました。2013年には1500人以上となり、その2年後には1600人を突破と、まだ利用客が増加する見込みが強く感じられる状態です。
桜坂駅を起点にして介護施設をチェックするなら、まずは駅から3キロくらいの範囲を対象としてはいかがでしょうか。施設数には限りがあるのですが、介護付き有料老人ホーム・住宅型有料老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅などが各地に点在している様子を確認できますから。
交通機関が発達した地域ですから、10キロ以上離れているような遠隔地にも、一度くらいは視線を向けたいところです。入居コストについては、月額使用料・入居位一時金そろって10~20万円台に設定されているところが一般的です(支払い方式は、変動制になることが多そうです)。











