南房総市は海に親しめる街。道の駅が充実。

南房総市は千葉県の南部にある市で、房総半島の先端にあり、館山市を囲むように位置しています。
館山市への通勤率が20%を超えるほど、館山市との結び付きの強い街です。
2023年の調査では人口3万5,593人、高齢化率は46.9%とかなり高い水準です。
漁業の盛んな街で、「海女さん」でも全国的に知られています。
毎年行われる「白浜海女まつり」では花火大会や白浜音頭等が行われ、海女コンテストは一般の観光客も飛び入り参加できるイベントで、お祭りの名物となっています。
南房総市は野島崎や大房岬、県指定有形文化財「めがね橋」などの名勝や、黒滝や菅田の滝などの自然にも恵まれています。
南総里見八犬伝に深いゆかりのある街でもあり、毎年秋には「里見まつり」も開催され、勇壮な時代絵巻を堪能できます。
市内には、南総里見八犬伝の舞台となった城の遺跡があるほか、ボケ封じの観音様として有名な「ポックリ観音」のある釈迦寺、日本料理の神様が祀られる高家神社などの神社仏閣も観光スポットして人気があります。
また、南房総市は道の駅がとても多く、道の駅「ローズマリー公園」や道の駅「和田浦WA・O!」など計8つもの道の駅を擁します。
自治体内で8つも道の駅があるのは南房総市と岐阜県の高山市しかなく、全国的にも珍しいです。
交通アクセスとしては、JR内房線が市西部を縦断して隣接する館山市へと抜けており、市内には「富浦駅」を中心に6駅が設置されています。
一般路線バスは館山日東バス・鴨川日東バス・JRバス関東が運行。
市営バスも運行されており、市内を巡る各ルートを運行しています。
高速道路は通っていませんが、有料道路「冨津館山道路」が市西部を縦断。
富浦IC(インターチェンジ)から利用できます。
医療関係では、個人クリニックは点在しているものの、大きな病院はありません。
医療に関しては、館山市への依存度が大きいのが現状です。
ただし、JR内房線やバス等を利用すれば、気軽に館山市へ行くことが出来ます。
商業施設に関しても、スーパーなどは点在していますが、館山市にショッピングに行く方も多いようです。
現在、南房総市にはグループホームやサービス付き高齢者向け住宅などもあります。
グループホームは、近くに牧場風景が広がるホームや、海岸沿いにあるホームも。
ロケーションが良いため、認知症の方も自然に親しみつつ、開放的に過ごせるのが魅力です。
一方、サービス付き高齢者向け住宅は、個室完備で二人部屋もあり、夫婦で入居が可能なところもあります。
シニア向けのお住まいを検討されている方は、一度見学などされてみてはいかがでしょうか。